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踊るということ


踊ることは日々の生活の中でからだ自身が知っている動きから気づけることがいっぱいあるとわたしは思っています。
もちろん 学ばなければ得ることのできない「技術」と呼ばれることは別として。

普段 歩くとき自然にしている重心移動。
足裏を使って地面を蹴ることで、反対の足を送り出し歩を進めており、
この蹴るという機能はブエルタをする時の足裏の使いかたに応用できます。

また、
遠くにあるものや高い場所にあるものを取ろうと思ったとき、実はみんな身体をしっかり背中から使って腕を伸ばしたり、足の裏でしっかり床との反力を使い背伸びして物を取る というような身体の使い方をしているとおもいます。

いざ、踊るってなると初めはきっとそこはなかなか繋がらないんですが。

ブエルタについては確実に技術ですが、
腕を伸ばして遠くにあるものを取る時の身体はどうでしょう。
みんなが普段普通にしていることですよね。
その時伸びた脇腹や背中などはどんな感じがするか。
上体は一切動かさずに上腕と前腕だけを伸ばしてロボット的な動きはしていないと思います。

よく身悶えするとか、腹がよじれるほど笑うとかいう表現がありますが、
それってどういう感じでしょう。
かんじているその気持ち、そしてからだの感覚。

例えばくすぐられそうになった時、どんな反応を身体はしているか。
考えたことないですよね(笑)

身体は素早くきっと反応しますが、その時の実際の身体感覚とそれに伴う
自分の心の声のような感覚。

気持ちいいとか 清々しいとか 痛いとか痒いとか。どうぞ探ってみてください。

思い切り伸びをする時、きっと心も気持ちいいと思っている。(思ってなかったらすみません)
それは身体の気持ち良さだけではなく、心も同じような気持ちを共有していると思います。

その時、心と身体は繋がっていると感じられると思います。

それから動きと呼吸。
何か一つ動く時
息を吐いた時に自分の気持ちが寄り添うのか、
吸ったときにしっくり来るのか。

長く吐いたり、一瞬呑んでいたり。
踊る人にとって呼吸は一定ではなく緩急があり
それはその人自身の言葉でもあると思います。

たとえば
大事なものを胸に抱えて守る時。
抱きしめる時。
その皮膚で感じる感覚と大事なものへの愛おしさが繋がっているように
そんな日常のさりげない心によって生まれる一つ一つのことが
全て踊ることに繋がっている とわたしは思っています。
踊ることに悩んだ時、行き詰まった時、
帰るのは身体も心も基本に戻ること。

テンポがものすごく速いブレリアの振りがあったとしたら
思い切り遅いソレアを踊るように踊ってみる。
そしたら一個一個が豊かに浮かび上がってきて
速さの裏でかき消されたなにかが聞こえてくるかもしれない。みえてくるかもしれない。

暫く間があきましたが
今日はこんなことを書きたくて書いてみました。

最後まで読んでくださり有難うございます。

わたしとおんなじように感じているどこかにいる誰かの元に届くことを信じて🫶


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