切り抜き動画に関する、YouTubeの明らかにこれまでとは違う回答について

とりあえず短い動画なので、まずは見ていただければと思います。

この短い動画はホロライブEN、IDなどの海外VTuberの翻訳切り抜きを制作されている「がるぜん」氏によるものです。

この動画内で語られていることが事実であれば、これまでVTuberの界隈の広がりを支えてきた、いわゆる「切り抜き動画」が、今後は切り抜き元の許諾に関係なく、一律で収益化を停止されることになります。

そうなってしまうと、今後起こる事態は「切り抜き」が無収益の活動になることでその数を減らす、だけではありません。

例えば、いわゆる「箱推し」みたいな方々が長時間化しているVtuberの配信に関する多方面の情報を入手しきれなくなって、今後はその存在自体が危うくなるかもしれません。

例えば、海外の情報が公式発表以外はほとんど手に入らない、みたいな事態になるかもしれません。

ひょっとしたら、自分の活動を知ってもらうためには、VTuber側が自分自身で定期的に切り抜きを作らないと情報の拡散ができないといった、まるで2018年頃のVtuberに有った「10分ちょっとでわかる◯◯」みたいな動画の時代に今後は逆行していくことだって、全くあり得ない未来ではないと、個人的には感じます。

最後の例はともかくも、VTuber界隈にとってはかなり活動の範囲を狭められることが懸念される事態です。

動画内では「がるぜん」氏も、「情報を拡散してほしい」と訴えていますが、私自身も今回の件がYouTubeの公式の回答とされることは、今後のVTuber文化のさらなる拡大の為には可能な限り避けたいと感じているので、この動画を見ていただいたVTuberファンの方には、是非情報の拡散をお願いしたいと思います。

最近また、様々な部分で動画に対するチェック内容が厳しくなっているYouTube。

粗製乱造されるAIに関連する動画や、行き過ぎてセンシティブな動画など、明らかに取り締まるべき分野への取り締まりについては、確かに必要なことではあるのですが。

YouTubeというプラットフォームで花開いたVTuberというコンテンツの今後の芽自体をも大量に摘みかねない今回のこの件については、多くの人が声を上げることで、その状況に変化が起こってくれることを、切り抜き動画を楽しむ一視聴者として、切実に感じるところです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?