乾物ひもの氏作のLive2Dはもはや背中まで見える「超高可動域×ハンドトラッキング」Live2D

動画を見て、ただただビックリしました。

今回は、Live2Dモデラー兼バーチャルYouTuberとしてこれまでも数々のVtuberのLive2Dを手掛けてきた乾物ひもの氏が、先日「Live2D Creative Awards 2023」というコンテストに発表したLive2Dモデルの出来が、ひたすらに凄かったのでご紹介します。

とにかくまずは映像を何よりも見ていただきたいなと思います。
「超高可動域×ハンドトラッキング」という看板に偽りなし、です。



で、ここからは主に見た人用に個人的な感想を書きますが。

体全体が90度横を向くことや、滑らかなハンドトラッキングが可能となると、もはや下手な3Dアバターよりも自然に立体的に見えるような気もします。

また、正面から見た際のアニメ的な描写の目や鼻や口、眼鏡、髪形や首の形が、横を向く際に自然とアニメ的な描写の横顔でのそれぞれの形になっていく様。

そして、腕の動きに合わせて肩などが追従して滑らかに動く様子には、一体どれだけの手間がかかっているのかと、考えるだけで恐ろしいものがあります。

特に「Live2Dの作りこまれたアバターが胴体ごと滑らかな動きで真横を向いて、わき腹から背中が見えた」のは新鮮な驚きでした。


ただ、もちろんこれは乾物ひもの氏のすさまじく凝った職人的な技術と、簡潔にまとまったデザインのアバターでこそ可能になる技術で。

例えば現在のVtuberコミュニティに溢れる天使とか悪魔とかいった属性や、イラストを描いてもらうための分かりやすいアイコンとして頭部に装飾過多気味なデザインの多いタイプのVtuberに今回のLive2Dと同程度の技術を将来的に導入することはおそらく相当に難しそうだな、とは同時に思いはしたのですが。

何はともあれ、「境界を越える。 限界を超える。 - Imagination transcends dimensions -」という「Live2D Creative Awards 2023」というコンテストテーマに対する答えとして、この革新的な背中すら見えるLive2Dは十分な新鮮さを示せていると思いました。

なんというかすごく眼福、というか、とんでもないものを見させてもらったような気がします。技術の革新を見るのは本当にワクワクします。


あとは余談になりますが、この「Live2D Creative Awards 2023」。
現在はもう応募期間は終わっているのですが。

このコンテストに応募されている作品のいくつかはX(旧twitter)のハッシュタグ「#Live2DCreativeAwards_2023」で検索すると、他にも面白いLive2Dを色々見ることが出来ます。気になる方はそちらもぜひ覗いてみてください。

私も少し覗いてみましたが、リフティングするLive2Dやピアノを弾くLive2D、実写とLive2Dを組み合わせたアニメーション、精緻なオニヤンマのLive2D、軸足を変えて左右に重心移動するLive2D、変身するLive2Dなどなど、いろいろな珍しいものを見ることが出来てとても楽しかったです。



【参考】
<乾物ひもの氏のポスト>
https://x.com/himono_vtuber/status/1713798737263489027?s=20

<「Live2D Creative Awards 2023」特設サイト>
https://live2dawards.com/2023/


<11/13追記>
11/9に乾物ひもの氏よりこの作品の「Live2D Creative Awards 2023」への参加辞退が発表されていましたので、作品の素晴らしさとは何ら関係ない話ではありますが一応追記しておきます。

なお「感想はいいが文章などでのまとめは避けて欲しい」との事なので、詳細については以下URLの動画等にてご確認ください。

<乾物ひもの氏の配信及びポスト>
https://youtu.be/bjl8XRIXy6Q
https://x.com/himono_vtuber/status/1722584458044612918?s=20

<関連ポスト>
https://x.com/Mgr_2D6/status/1722607191625273505?s=20

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