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いよいよ始まる「神域Streamerリーグ」についてこれから見る人用の雑なまとめ

いよいよ5/8(日)から始まる配信者による麻雀リーグ戦。
その名は「神域Streamerリーグ」

Vtuber天開司が主催となる本企画は、競技麻雀のプロ(Mリーガー)が監督を務め、ドラフトで選りすぐった配信者達と4人一組のチームを作り、1節3試合の全10節、トータル30戦のリーグ戦を戦うというこれまでにない企画ですが。

3/30に開催されたドラフト会議から既に1カ月が経過したこともあり、またWebメディアの報じ方も、どちらかというと日頃Vtuberの配信を見ている方の見ているメディアよりも、麻雀プロ団体の動向を追いかけているようなメディアの方が「神域リーグ」については詳しく報じているような状況のように見えます。

なので今回は、今から「神域リーグ」見ようかなと思っているVtuberファン向けに、各チームの内訳と私が雑に集めたWebメディアの記事あたりをご紹介したいと思います。

まずは各チームの監督について。

監督は全員「Mリーグ」という競技麻雀のチーム対抗戦ナショナルプロリーグに参加している麻雀プロの方です。ただし所属している麻雀プロとしての所属団体はバラバラだったりします。

このあたりが割と一般人から見た麻雀プロのわかりにくいところなのかな?と思うのですが、とりあえず麻雀プロを認定している組織がいっぱいあって、そのいろんな組織のプロが集まってチームを作って団体戦をやってるところがMリーグ、ぐらいの感じで押さえておけばいいのかな、と個人的には思ってます。

で、今リーグの監督は以下の4人です。

多井隆晴(渋谷ABEMAS)RMU 所属
村上淳(赤坂ドリブンズ)最高位戦日本プロ麻雀協会 所属
鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)最高位戦日本プロ麻雀協会 所属
松本吉弘(渋谷ABEMAS)日本プロ麻雀協会 所属

このメンバー中、Vtuber界隈の知名度が高いのはやはりダントツで多井隆晴プロではないかな?と思います。
RMUという麻雀団体としても有名な方の団体代表としての知名度は勿論、本大会でも使用される麻雀ゲーム『雀魂(じゃんたま)』関連の配信や、主ににじさんじを中心としたVtuber関連の麻雀配信、ツイートにも頻繁に登場されますし、Vtuber界隈の麻雀配信の普及にもかなり色々な形で貢献されている方です。

その他の監督さんも確認したところYouTubeチャンネルはそれぞれお持ちのようですが、村上淳プロと松本吉弘プロのチャンネルはものすごく最近になって開設されているのに対し、鈴木たろうプロのチャンネルはかなり配信アーカイブが充実しています。

昨年の大晦日には鴨神にゅう千羽黒乃といったVtuberや多井隆晴と一緒に年越し麻雀配信をしたりもしていました。

あと個人的に気になったのは松本吉弘プロが、つい先日別のnoteでも紹介した2023年にVtuberに向けてのプロテストを行う」と発表した日本プロ麻雀協会に所属していらっしゃる方であるところ。
現時点で日本プロ麻雀協会とVtuberの関連性は探してもあまり見つからないのですが、もし来年本当に麻雀プロVtuberが誕生した暁には、その配信に関連して色々とその姿を見かける可能性が高そうな方なのかな?と予想したりもしています。


で、次に3/30のドラフトで決まった各チームのメンバーについて。

こちらについては、まず各チームのメンバーはその実力差を考慮し、麻雀ゲーム雀魂内のの高ランク帯である「魂天〜雀聖3」をAランク、次点の「雀聖2~雀傑3」をBランク、「雀傑2~初心」をCランクとしてそれぞれ1名が選出されている、という点を把握したうえで、各チームを見ていただきたいと思います。

で、多井隆晴プロ率いるチームアキレスのメンバーはこんな感じです。

Aランクの咲乃もこは飲酒麻雀配信や、雀魂の段位戦配信などが多めの個人Vtuber。実力は確かでWebメディア「キンマWeb」で多井隆晴プロとの連載を持っていたりもします。

Bランクの天宮こころ、Cランクの郡道美玲はいずれもにじさんじ所属でこれまでも色々な麻雀配信を行っているVtuber。
今回にじさんじからは4名が参戦していますが、チームアキレス参戦の両名は、これまでもにじさんじ内の麻雀大会では一定の爪痕を残していたり、雀魂の公式配信に出演していたりと、直近のVtuber麻雀関連配信では知名度の高いメンバーだと思います。

また郡道美玲は今回の大会に際し、10分ちょっとで解説する神域リーグの動画などもUPしています。結構出来がいいので気になる方は是非見てください。


続いて、村上淳プロ率いるチームアトラス。

Aランクの白雪レイドは、個人勢だったり、企業所属だったり、また個人勢になったりしている、FPSの配信が中心のストリーマー系Vtuber。現在の所属はNeo-Porte。APEX等の大会で彼の姿を目にした方も多いかと思いますが、雀魂のランクはVtuberにも数えるほどしかいない雀聖と、実はかなりの実力者。
またBランクは雀魂の公式配信に出演していたり、にじさんじの麻雀大会では解説役としても活躍しつつ、昨年の「にじさんじ麻雀杯 花鳥風月戦」ではチーム優勝経験も持つルイス・キャミー。Cランクには「雀魂3周年感謝杯」や、2020年の「雀魂バーチャルインターハイ」などでこちらもチーム優勝した実績を持つ歌衣メイカと、Vtuberの大会では常連のメンバーが揃ったチームとなっています。


そして、鈴木たろうプロ率いるチームゼウス。

Aランクには神域リーグドラフトで唯一指名が重複した鴨神にゅう
Bランクに神域リーグ主催の天開司、Cランクにはドラフト開催時に最も雀魂でのランクが低い「初心3」での選出となった(現在はランクが上がって雀傑2)バーチャルユニットBOOGEY VOXXのラッパーFraと、ドラフト指名がとにかく面白い取り合わせになったのがこのチームゼウス。

注目すべきはやはり、雀魂では最高位のランク「魂天」であることに加え、雀魂関連の公式大会で複数回優勝し、現在2人しか存在しない「公認プレイヤーG」の称号まで持っている鴨神にゅうの強さではないかと思います。
リーグ戦という舞台でプロや他のVtuber相手にどういった活躍を見せるのかは、非常に楽しみです。

そして最後は松本吉弘プロ率いるチームヘラクレス。

Aランクに雀魂での最高位ランク「魂天」を持ち、麻雀誌での連載や麻雀Webメディアで麻雀の戦術記事の連載などの実績を持ち、なんなら今日(5/7)には麻雀の初書籍が発売という、鴉天狗の個人勢麻雀Vtuber千羽黒乃、Cランクに「新春!にじさんじ麻雀杯2021」で優勝し、雀魂で称号「鴉天狗の弟子」を獲得した、にじさんじ所属渋谷ハジメという師弟コンビが在籍しているところに、麻雀誌で麻雀ギャグ漫画が連載されているVtuber、有閑喫茶あにまーれ所属の因幡はねるがBランクで参加という、エンタメ的なエピソードの豊富さが面白いチーム。

こちらもやはり注目すべきは「魂天」千羽黒乃。麻雀Vtuberとしての知名度・実力の高さは過去の大会などから見てもチームゼウスの鴨神にゅうとおそらく双璧かなぁと以前から思っているのですが、今回のリーグ戦ではこの2人にどういった勝負が生まれるのか、なんかも今リーグ戦の見どころのひとつのような気がします。


最後にこの「神域リーグ」について詳しく知りたい方の為に、Webメディアをいくつかご紹介します。

まずドラフトの詳しい状況や、主催の天開司、各監督のチームメンバー選考理由などについては、「キンマWeb」という竹書房の麻雀Webメディアの記事が非常に詳しく掲載されているので、こちらでご紹介しておきます。
興味がおありの方は読んでみてください。

また各配信者、各監督へのインタビュー記事としては、株式会社MWの「麻雀ウォッチ」という麻雀Webメディアで、なんと参加メンバー全員の個別インタビュー記事が掲載されていますので、こちらも非常におススメです。

特に「麻雀ウォッチ」では、Webサイトのニュース欄に「神域リーグ」の専用カテゴリーを作ったり、神域リーグのインタビュー記事ライターにVtuberの青森りんこを採用していたりと、非常に今回力の入った誌面作りをしていますので、麻雀に詳しくない人にとっても比較的優しい記事づくりがされています。

これから「神域リーグ」を知りたい方にはおススメです。

と、こんな感じで今回の「神域リーグ」。
麻雀Vtuberを日頃見ている方からすればある程度妥当な実績を持つメンバーが揃っていて、とりあえず大きく当たりはずれのある大会にはならなそうではありますが。

果たしてこのメンバーが、どういったVtuberらしいエンターテイメント麻雀を見せてくれるのか?それとも麻雀プロの大会のストイックな展開の麻雀に寄っていくのか?などといったところには、個人的にも注目していきたいところです。

とりあえず明日、5/8(日)の開催の第一節を楽しみにしたいと思います。
面白い勝負が見られるといいですね。


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