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僕が転職活動の中でSaas企業を選ばなかった理由

・初めはSaas業界を考えていました

「時代はSaasでしょ」、くらいには思っていた僕ですが、
あまり受ける事は無く転職活動は終わりました。

その背景をお伝えしていこうと思います。

・レッドオーシャン過ぎる

まず一つにはレッドオーシャン過ぎる事です。

それはサービスの付加価値には限界があり、
他社が真似しようと思えば機能を実装するだけなので参入障壁が低い。

例えば、ChatworkかSlackかDiscordかの戦いを考えた時に、
他社に良い機能が追加されていたら、それを真似するのが一番いいですよね。

後は金額や軽さ、使いやすさみたいなところの戦いになってくる。

という事で激戦区だと結論付けた訳です。

・今ある社会をアップデートする。とは思えなかった

折角仕事をするなら意義のある仕事がしたいと思っていました。

その中の一つの指標が社会をアップデートする。です。

先に出たITツールなどの企業だと
今ある活動を便利にする。という認識に近いです。

それよりかは、それらのツールを使って社会をアップデートする側で働きたいと思いました。

勿論これは働く側の意見であり、ビジネスニーズの話ではありません。
ビジネスニーズで言うと、ゴールドラッシュでデニム屋が儲かったように、戦争が起こると武器輸出が儲かるように、ツールを提供する側が儲かるに決まっています。

社会をアップデートするとは、
超簡単にまとめると、社会的課題の解決ですね、

少子高齢化や地方創成、労働人口の減少など。

これらの問題についてアタックすることで、社会のアップデートへの挑戦していると僕は認識しています。

・大きくIT業界、ホワイトカラーはAIに飲み込まれていく

ChatGPTがワイワイしだした頃に転職活動をしていた訳ですが、
この時に転職活動をしていた僕は仕事が無くなりそう、減りそう。と思いました。

何故なら、資本主義下での利益最大化に効率化は欠かせません。

例えば固定費の中で人件費の締める割合は大きく、月給8万円とかで24時間働いてくれるAIのほうがコストカットとして良いに決まっています。

そして、ITツールの供給かかるコストが低くなった時に何が残るのか?を考えました。

それは、人の意志や思いやりとかなんだろうなと。

そうなると、私たち人間が意思を持って「この事業で社会を良くしたい」と思うものにしか価値が無いのではないかと結論付けました。

それ以外の元々ニーズがあって求められているモノは、
自動で作れちゃって、勝手に改善してくれる。

そして、そこには人の存在が限りなく少なくなる。

そういった未来を想定して先に動いた結果、Saasは辞めようと思いました。

そこから5,6ヵ月程経ちましたが、
事実、GAFAやITコンサルなどでもレイオフがされ人材が流出しています。

この事実の延長線に僕が見た未来が来ると考えています。

・社会的意義があるからと言って生き残れる訳ではない

そんなこんなで色々お話しましたが、
先に出た通り、儲かるのはツール屋です。

必要とされていて、BtoBで利益が大きく、対象は日本全国の企業。

そんな最大公約数を狙えるサービスは儲かります。

対して、その市場を取りに行かなければならない私たちは開拓していく必要があります。

そして、腹が減ったら死ぬ、若しくはガリガリになるのと同じで
ビジネスとして成り立たなければ競争に負けて死んでいきます。

社会は守ってくれません。

なので、ビジネスとして機能させ、社会貢献としても機能するバランスを狙っていく必要がある。
これが醍醐味の一つでもあるでしょう。

さて、皆さんはこれからの未来、どう見えていますか?

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