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だいたい作れるかな

世の中に出てる食べ物、だいたい頑張ったら自作できる気がする……という謎の自信に満ち溢れて今日も生きています。

もちろん、フランスの名門パティシエが作ったマカロンとかアマゾンのアワフン族が作った口嚙み酒っぽいやつとかは作れないんですけど、マカロンに似たクッキーや果実を日本酒に漬けた酒はクックパッド見たら自作できる。良い時代になりましたね。

私以外の人が本気出したらもっと上手く出来るんだろうなと思うけど、わざわざ主食以外の食い物を自作するような時間の使い方はしないんだろう。現代人は忙しい。

わたし自身まったくグルメではなく、栄養が取れればもはや粉でも良いかと思って、一時期「完全食」を作ろうと思って意気込んでいたんですけど面倒くさくてやめてしまった。
「完全食」の材料ってネット通販で取り寄せるものが多くて大変そうだった。

……あれ、早速世の中に出てる食い物が作れない話になってしまった。タイトル詐欺だな。「完全食」は作れませんでしたすいません……。

日々の食事は、土曜日か日曜日に大量に作って冷凍した料理を解凍して食べてます。
スパイスだけで作ったインドカレーと、野菜をあるルールに基づいて煮た「重ね煮」という煮物とプロテインと煮卵。
この一年、上記の四天王でほぼ回している……いかにグルメでないかが分かるルーティン。
カレーと煮物は具材を変えることで栄養のバランスを取りつつ、プロテインと煮卵をタンパク源としている感じですが、これ料理じゃない気がする。

煮たり炒めたりした栄養を食ってるだけでは……ちょっと村田沙耶香さんの小説みたいですね。
あそこまで徹底して無機質ではないけど、食べることにこだわりがない感じはすごく分かります。

普段食べているものが固定されているせいか、人と外食に行く時、やたらと食うものが美味いと感じるようになりました。

そういや、世の中にはこんな味つけの美味しい食い物があったな、とか。

ジャングルで木の実ばかり食っていた猿が初めてバナナを食った時、この感動も味わうんじゃないかと思う。友達にサイゼリヤとか誘われるとわくわくしますね。両親と行く無印のcaféとか天国に見える(おごってもらえるし)。

最近、頑張れば自作できるなと思って、無印のcaféで食べたトマトのサラダを自作してみました。無印には敵わないけど、やっぱり自作できた。

インドカレー作りも五回に一回は奇跡が起こって、無印のパウチに入れても遜色なさそうな逸品が出来たりします(インドカレー作りはランダムで具材や調味料を入れているので常に味が変わる)。

やっぱり、だいたい作れるな。頑張れば。

そういえば、最近ルーティンで食ってたプロテインを「一本満足バープロテイン(ヨーグルト味)」に置き換えて食ってるんですが、「一本満足バープロテイン」も頑張れば自作できる気がする……と思ってクックパッドで検索したら、オリジナリティあふれる「一本満足バー」のレシピがたくさん出てきました。
オリジナリティを競いすぎてて、読書感想文のコンテストみたいになっていた。

ぼくがかんがえたさいきょうの「一本満足バー」。

みんな違ってみんないい。

来週、私も「一本満足バー」自作予定です。

だいたい作れるはず。頑張れば。

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