UFOと絵本
三ヶ月くらい前にUFOを見た。
小学生の頃と違いスマフォを持っていたので動画を撮った。
noteに載せられないのが残念だ。
Twitterのプライベートアカウントには載せている。
気になる人はわたしのプライベートアカウントを知っている人から見せてもらってほしい。
例のごとくマジックアワーの時間帯で、白い球が遠くでふわふわ浮いていた。
わたしの住んでいる街は飛行機がよく見えるので、飛行機ではない球がふわふわと下降しながら、下降しすぎると気づいたように上昇する変な飛び方が目立った。
あまりにも蚊みたいなので、動画を撮っている最中に、
「ファ〜〜〜(感心)、蚊みたいやな」
とつぶやく声が入っている。
わたしはUFOに関心が薄い(ここまで来て)。
ただ小学生のときに分裂して火を吹きながら飛び去ったUFO群を見たことがあるので、実在するんだろうなと思っている。
例えるなら、
アフリカにあるという150cmくらいの蟻塚に関心はないけれど、テレビで見たので存在は知っている……という感覚に近い。
UFOは平和そうでいいな、と思う。
蚊に似た無防備さで飛んでいながら、天敵がいない環境下で暮らしている(たぶん)。
あの操縦を急かしたり、怒ったりする人もいないのだろう。
平和で、楽しそうに見える。
六歳のとき「マーズ・アタック」という映画を見た。
火星から侵略に来た宇宙人が、地球人にビーム銃を撃って骸骨化させ、瞬く間に街を乗っ取る。
そして大統領を殺し、人体実験のために犬と人間の首をすげかえて笑う。
わたしは中学生くらいまであの映画に怯えていた。
海を挟んだ国同士が侵略のために戦争を起こすなら、大気圏を挟んだ星同士が侵略のために戦争を起こしてもおかしくないと思っていた。
ところが、ファーストフードかサイゼリヤか、たまたま近くに居合わせた学生が「マーズ・アタック」の話をしていて、「すごいギャグな映画だったよな!」と笑い転げていたので、「あれってギャグの映画だったんだ……」と目からウロコが落ちた。
そういえば、父親も母親もげらげら笑いながら見ていたような。
そんなトラウマからか、「ゴルバチョフ」という名前の宇宙人が、地球侵略にくる絵本を描いた。
高校生の美術の時間、絵本を作る課題があったのだ。
宇宙人「ゴルバチョフ」が乗るUFOは、地球に着陸する途中、スズメに襲われ墜落してしまう。
そこで出会った幼稚園児の「ケンくん」。
異星人同士の二人は交流を深めるのか否か……という話だ。
深めるのか否か……と濁しているのは、学校をサボりすぎて絵本が完成しなかったからだ。
見切り発車で始めた話なので、結末も考えていない。
これをなんとか完成させて「文学フリマ」で見せ物にしようと思いついたのも、5年以上前のことである。
サクラダファミリアが完成するとき、この絵本も完成する気がする。
……何の話してたんだっけ?
ああ、そうUFOだ。
三ヶ月くらい前に見たUFOの話。
その数日前に夢の中でもUFOを見たのだが、この話を書くと長くなりすぎるので割愛。
なんか平和そうでいいよね、UFOって。
ちゃんと確認できない感じもシャイでかわいいと思う(ゆるく終わる)。
オニキ ヨウ
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ゆきて、かえりし? 物語——「入出口(irideguchi)
◆Introduction◆
すぐ帰ってくるかもしれない。
ずっと帰ってこないかもしれない。
実家に帰る友だちに、あちらの渋谷駅で遊ぼうと誘われる私。
Wi-Fiスポットと繋がるとき、五人(六人?)の運命がめぐりだす。
◇サイト内の「お試し読み」より、
「ゆきて」が無料で閲覧できます。
◇「はじまりのうた」朗読PVも公開中。
★音楽協力:ぺのてあ(@penotea)さん
◇「入出口」 刊行を記念して、
オカルト&スピリチュアルな体験記事をnoteに公開中!
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