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チェレン、ネオチャンピオン実装おめでとう!4年分のスキを語る

普段このnoteでオタクっぽい話はあまりしないことにしているが、大好きなポケットモンスターの最推しキャラであるチェレンについに(ポケモンマスターズEXで)ネオチャンピオン衣装が実装されるということで、あわてて記事を書いている。


ポケモンマスターズEXをプレイしたことがない読者のかたがたには、これがわたしにとってどれほどのことなのか若干わかりづらいと思うが、実はチェレンはイッシュ地方のメインキャラにも関わらずガチャ実装が初めてのキャラクターだ。
同時期に実装されるベルは恒常ガチャキャラなのだが、チェレンはメインストーリーでの配布キャラしか今のところ存在していない。枚数を重ねるのも至難の業だし、性能も控えめなので相当愛が必要だ。


通常衣装のチェレン


今回組むバディはまさかのトルネロス(けしんフォルム)。
チェレンもトルネロスとおそろいの色合いの衣装をまとう。

1のインナー衣装をオマージュしたニットに紫を大胆に使っているが、とても似合っている。いや本当に、かっこいい……。

ポケモンは金銀から全世代リアルタイムで遊んでいるが、チェレンにハマったのは4年前にBW/BW2を通しで再プレイして以来だ。最初はゲーチスが好きでプレイしていたのだが、プレイしていてとにかくチェレンのことが大好きになってしまった。


ポケカ勢にはおなじみ「チェレンの気配り(SAR)」。殿堂入り後再戦可能な5番道路が背景だ


ストイックなところ、クールに見えてほかのキャラに案外優しく面倒見がいいところ、教師になってからは模範であり心配トレーナーを先導するものとしての自覚をもって行動しているところ……などなど、好きなところを挙げるとキリがないが、一番好きなのは「ブラック・ホワイト」での成長だ。



ポケモンカフェにて





チェレンはBW・BW2の2作品に出番が存在するため、歴代のライバルキャラでもおそらくトップクラスにプレイヤー(主人公)との会話やバトルが多い。

ベル「(主人公)! こっち だよ!」

チェレン「ベルがね 旅を 始めるなら
最初の一歩は みんな一緒が いいって」

ポケットモンスターブラック・ホワイト


BW序盤のチェレンは「チャンピオンになりたい」「強くありたい」といった態度が前面に出ているクールなキャラクターだ。バトルについていち早く学び、ベル・主人公という幼馴染同士仲はいいものの、どこか焦っている印象を受ける。

アニメ「Pokémon Evolutions」第4話「ザ・プラン」

チェレン「……ぼくは トレーナーだ
強くなり 勝利することで ぼくの正しさを 証明するよ
チャンピオンに 対しても」

同上

しかし、何度戦ってもチェレンは主人公にだけは勝つことができず、実は隣に大きな壁が立ちふさがっていたという残酷な事実に気づく。


チェレン「なにをしたいか……
それがわからないから トレーナーとして強くなることで
自分という存在をみんなに認めてもらうんだよ!
……(主人公) 次はぼくが勝つ!」

同上


チェレン「ちょっと 考えたいんだ
チャンピオンに 言われたこと……
ぼくは 強くなって 何を したいのか……?
そもそも ぼくは
誰のために 強くなる……?」

同上

そして主人公、ベルと共にプラズマ団との戦いを潜り抜けたチェレンは、チャンピオンロードを前にした10番道路で二人とこう語らう。


チェレン「……すごいね きみは 素直にそう思うよ
……さあ ポケモンを 元気に してあげないとね
……今の ぼくでは (主人公)きみに かなわない
それでは Nとの 戦いで なにか たすけてあげら……」

ベル「(主人公)! こんなことしか できないけれど
あたしからは これ!
それにしても 面白いね みんな ばらばらで

チェレン「面白い? こんなときに きみは……」

ベル「はい チェレン 少しは 笑おうよ
深刻な顔するだけじゃ なんにも 変わらないんだから
えーっとね あたしたち ポケモンと出会ってから
おなじ道のりを 歩んだのに いろんなことが あって……
みんな すごく 変わっちゃって……
やりたいことも 出来ることも べつべつでしょ?
でも それって 旅の 意味が あったんだなあ
って なんか うれしくなったの」

チェレン「……そういうことか
……確かに ぼくたちは みんな 違うわけだし
それぞれの できることをすれば いいんだよね
……みんなに とっての 理想とか 真実って
みんなの 数だけ あるからね
だけど 大事なときには
助け合えるのが ふつう なんだ
だから 人と ポケモンは いつも そばにいるんだって
最近 思えるように なった……
(主人公)!
アデクさんや きみに なにか あったとき
ぼくが 助けられるように なる 
そのために 強くなる
だから ムリ するな」

同上

勝てない相手はいる。
それでも、自分が持てる強さの中でできることをする。
そして、誰かを助けられるように強くなる。
チェレンは旅の中でそうした本当の「強さ」を主人公とベル、そしてアデクたちに教わり、一回りも二回りも成長する。


Pokémon Special Music Video 「GOTCHA!」 | BUMP OF CHICKEN - Acacia


ポケモンBWは本編のシビアな展開で話題になったが、主人公と幼馴染二人にも、「旅をしてポケモン図鑑を完成させ、チャンピオンを目指す」といういつものストーリーを覆い隠すように、プラズマ団との激しい戦いが描かれる。

実際のところ主人公に訪れるエンディングは「殿堂入り」ではなく、「Nとゲーチスを倒したあとのNとの別れ」であり、そもそもこの作品は「チャンピオンになることがハッピーエンドに結びつかない」ビターな後味で締めくくられる。
チェレンとベルもそれぞれ「強くなりたいが挫折を味わう」「主人公やチェレンほど高みを目指せない中でどこまで旅をすべきか迷う」という苦い感情を抱えながら、それでもそれぞれ自分なりの「未来」を探し求める。

そんな二人が驚くほどの成長を遂げ、それぞれ「しごと」に就くのがBW2だ。
「しごと」はBW/BW2の中でも大きな要素で、実は成人したジムリーダーのほとんどがほかに手に職を持っている。少し大人になったチェレンとベルも教師/博士見習いという「しごと」を通じて2の主人公やヒュウと関わり、それぞれまた一歩成長する様子が描かれている。

ポワルン(CHR) 教師姿のチェレンが描かれている


実のところチェレンは「ポケマス」で本編と同じくらい大活躍するのだが、それはまたいずれ……。


ネモ実装イベントにて




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