「だが、情熱はある」を最終回まで見ての感想など。

日本テレビ系で放送されていたドラマ、「だが、情熱はある」。

これは、芸人南海キャンディーズの山里亮太と、同じく芸人オードリーの若林正恭の半生(高校生時代~直近まで)を描いたドラマである。

南キャンもオードリーも好きなのでこれは見たいと思っていた。
単発のスペシャルかと思ったら、なんと連ドラ。しかも、番宣のビジュアル見たら、山ちゃん役がめちゃくちゃ似てると思い、期待して始まるのを待った。正直、若林役は見た目が似てないので、どうなるのかと思っていた。

いざ始まったのを見てみたら、山ちゃん役は見た目だけじゃなく、話し方や声の雰囲気も似ていた。若林役は見た目似てないし正直どうなの?と思っていたら、独特な話し方や声の雰囲気が凄く似ていたので驚いた。

「この2人の役者、どんだけ研究して練習したんだろう」と思いながら見ていて気になったので、公式ホームページを見てみたら、なんと2人とも役者じゃなくてジャニーズアイドル(山ちゃん役がSixTONESの森本慎太郎、若林役がKing & Princeの髙橋海人)だったので、これまた驚いた。

YouTubeで山ちゃん役の森本くんと若林役の髙橋くんの対談を見ていて、髙橋くんは普通に話していて若林みたいだから声については、自然に見えたのかも知れない。

かたや髙橋くん。ピン芸人だった頃の山ちゃん(イタリア人)も登場したのだけど、「アイドルなのによくやったなあ。これ、本当に大丈夫なのか?」と思う衝撃シーンがあった。

それは、人形の指を舐め回すというシーン。

これ、果たして必要なシーンだったのか。
よくOKしたなと思う。
特別ジャニーズファンではない私が心配するくらい衝撃だったので、SixTONESのファン、特に森本くんのファンは私以上に衝撃だったのではないだろうか。

オードリー側のストーリー(芸人になってから)によく出てきたのが、藤井隆が演じるタニショーこと、谷勝太という、あやや(松浦亜弥)のマネをする架空の先輩芸人。見ながら、現実に松浦亜弥のマネをして人気があったものの突然死した前田健が浮かんだ。
実際、前田健をモデルにしていたようだ。こういう形で、忘れてはならない芸人の1人だとドラマを通じて教えてくれたのかも知れない。

山ちゃん役と若林役だけではなく、忘れてはならないのはその相方役の2人。
南キャンしずちゃん役のと春日役の戸塚。こちらはどちらも役者なだけあって、本人と体型体格が全然違うのに、しゃべり方や服装だけで、本人に似せることができるということが凄いなあと思った。

そして、最終回。
ここまでやるかという、細かな再現。

山ちゃんと蒼井優の結婚の新聞記事、だが情の撮影現場にいたオードリー役の差し入れする若林の再現で1人二役。そして、山ちゃんと若林のところに挨拶に行く再現をそれぞれ、担当役と本人役の1人二役。山ちゃんが今朝の顔としてやってる番組のポスターとスタジオの雰囲気。

ここまで徹底したドラマ、今まで見たことがなかった。

「たりない2人」は終わってしまったけど、2人の道はまだまだ続く。

だからこそ、いつの日か、またこの2人の物語を作って欲しいなと思う。
もちろん、配役はそのままで。

~完~


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