見出し画像

tripleSに24人のメンバーは多いですか?~ビョンギさんの私の理解①~

tripleSは、24人組と言うことが話題になる事が多く、色々な憶測を呼んだりもしています。でも私自身はメンバー24人や、アバターがいるのかどうか?は特に重要に思っていません。

なので、今そう思うに至った私の理解を書きとめて、ビョンギさん(tripleSの事務所、MODHAUS代表)の考えを読み解く参考になれば…と思います。

まずビョンギさんは、CoinDesk Korea(ブロックチェーンメディア)の記事で「名前をモードハウスにした理由」を、こう説明しています。

「モードハウスのモードは『モジュール』から取ったものです。おもちゃに例えると、既存のエンターテイメントはファンに完成品を渡していました。
モードハウスは完成品ではなく、レゴのブロックをファンに提供しようと思っています。完成品はファンが直接作る形なのです。そのような構造の家(空間)を私たちが作ると言う意味で名前をモードハウスにする事にしました。」

ビョンギさんの説明に例えるなら、24人グループを目的にすると「完成品」を出すのと同じです。MODHAUSはそんな既存のエンターテイメントではないもの、「24個のパーツは、あらゆる可能性がある」と言う部分で根本的に違いがあります。

つまり、tripleSは24人の完全体を作ることよりも、「24個のパーツがどう組み合わさるか?」「それをファンに委ねること」が大事なため、例えば、8人+8人+8人の3グループが出来るかも知れないし、5人ユニットが活動していて、その傍らで3人ユニットが動いているかも知れない。もちろん24人でのパフォーマンスが生まれる事もあるかも知れない。そんな自由度の高さ、可能性をビョンギさんはレゴのブロックに例えたのかも知れません。


今まで事務所がグループの設計をしてきた部分に、私たちファンが参加して実現できるのがtripleSだとした場合、「そんなに自由度があると混乱しそう!」なのは、ビョンギさんも当然分かっていて、続けて、このように言っています。

「ファン参加型プロジェクトだからと言って、最初から全てを開いておくのが良い方法ではないと思います。
ファンが私たちのサービスに初めて接すると、不慣れに感じられる部分が多いと思います。食堂に行っても最初からメニューを無数にあげると選ぶのが難しいですよね。」

なので、最初はMODHAUSが主導して、ある程度一般的な形のグループを作り、進めて行くとは思います。
どこの時点からファンの意見を反映させて行くか?は、これからのMODHAUSのアナウンスで分かって行きますが、MODHAUS側もファンがどう反応しているか?も見ながら方向性を変えていく可能性は十分ありそうです。

MODHAUSが掲げる「オープンアーキテクチャ」とは、「設計をオープンにする」と言う意味です。今までは事務所が「こうしたい」を決めて出したものが、ファンが「こうしたい」を反映させられる。それがビョンギさんが目指しているもので、それを彼は「脱中央化ファン参加型プロジェクト」と呼んでいます。

例えば仮に、tripleSの24人が「MODHAUSの事務所の24人の練習生」とした時、「そこから、どんなグループを生み出すか?」をファンも一緒に決めていく。そしてグループ数の制限も特に無いなら、24人と言う人数も、特別多くないかも知れません。

そのような場合に、一部、本国YouTuberさんがtripleSを取り上げた動画のコメント欄で、「選ばれなかったメンバーが可哀そう」「それじゃAKBみたいに何十人グループでも良い」「落ちた子のメンタルが心配」と言う書き込みもありました。ですが、実際のところ彼女たちは練習生ではなく、ビョンギさんの審美眼で選ばれた「S」としてデビューしています。

だから、tripleS内から、あるユニットorグループに「選ばれた / 選ばれない」はあまり正しい表現じゃないかも知れません。
Sたち1人1人にティーザーが作られ、それぞれにコンテンツが用意され、その魅力が紹介されます。これまでのSたちもですが、それぞれにファンも付いて行きます。

ビョンギさん/MODHAUSの考えるシステムでは、ファンは活動の設計に参加できます。それがtripleSでどこまでの範囲で実現できるか?はまだ分かりません。ただ、これまでのように「カムバさせてくれなければ、いつまでも活動がない」と言う事務所中心ではなく、ファンは「推しに対して仕事を作ってあげられる」存在になるのかも知れません。


こうしてビョンギさんの考えと照らし合わせると、人数の事もファンの参加できる可能性を考えれば、納得のできる部分ではないかな?と思っています。そして私は、MODHAUSのサイトにあるメッセージ、
「The idol of all possibilities(あらゆる可能性を秘めたアイドル)」の誕生を楽しみにしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?