オンラインレッスン-ロックダウンでの思い出-
ドイツがコロナのロックダウン中だった期間、私のクラスもオンラインレッスンを余儀なくされました。
最初は生徒も私も慣れず、何週間かぎこちないレッスンが続き、対面式レッスンの気楽さというか温かさというか、「こんにちは〜!」「やぁやぁ、よく来たね〜!」というクラスならではのアットホーム感がどうしても出ないのが、なんとももどかしくて、、。
そのうち、「なるほど、オンラインレッスンというものはこういうものだ、、。」とお互い雰囲気には慣れてきたのですが、やはりオンラインレッスンだけでは教えたいことを説明しきれず、予習復習の練習が十分に出来ていない、ということに気づきました。
そこで私は、オンラインレッスン予習復習用ビデオというものを作るようにし、YouTubeで限定公開することにしました。生徒にURLを送り繰り返し動画を観てもらえば、練習のクオリティが上がるのではないかと考えたのです。
ま、生徒が繰り返し観て練習してくれれば、、、という希望的仮定ではありましたが、、。(笑)
ロックダウンは何度もありましたので、毎日のようにビデオを作りました。レッスンの度に、「あ、コレが足りなかったな。」と思う箇所をビデオにするわけですから、ロックダウン中でも大忙しなのです。(笑)
コロナ禍が終わってみると、作ったビデオの数は120本を超えていました。
継続は力なりと言いますか、「レッスンのクオリティを落とさない!」と「生徒のモチベーションを保つ!」のに、私も必死でしたねー。
そしてようやく最後のロックダウンが終わりました。。
待ちに待った対面式のレッスンが再開し、学校の教室で生徒の演奏を聴いてみると、、、。
なんと、、、コロナ禍前より全員が上達していたのです。
これはホントに嬉しかった、、、。
それに本当にホッとしました。
神さまに「有難うございます、有難うございます❗️」と何度もお礼を言いました。
でも生徒たちは何故か全員、ドヤ顔で演奏を披露してましたから、自分でも上達を実感していたんでしょう。
途中経過は私に一切言わないで、「いつか披露した時の先生の驚く顔を見たい!」と思って練習を続けたんですね、きっと。(笑)
その時の私は、生徒のご期待以上の「ビックリ顔!」をしたと思います。
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