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うちのイタグレはこんな犬です

今日も暑いですね。最近、冷たいものを摂取することが多いせいか、胃の調子がイマイチです。敢えて、温かいものをとるように心がけているのですが、先日調子にのって酸辣湯麵を食したところ汗が止まらなくなりました。要注意です(笑)

さて、今日はうちのやんちゃ坊主、イタリアングレーハウンドについて書いてみたいと思います。我が家のイタグレは神戸のブリーダーから迎えました。当時、東京暮らしでしたので、行きは飛行機、帰りは新幹線でお迎えにいきました。「なぜ帰りは新幹線?」そう。かわいそうで子犬を荷物として貨物室に預けることができなかったからです。過保護でチキンな飼い主ですみません。

歴史

イタリアングレーハウンドは、古代から存在する犬種で、サイトハウンドとして知られています。その歴史は非常に古いそうです。

起源と古代エジプト: イタリアングレーハウンドの祖先は、古代エジプトの壁画に描かれている犬に似ており、その時代の犬のミイラも発見されています。これにより、イタリアングレーハウンドの起源は古代エジプトに遡ると考えられています。
ローマ時代: 紀元前5世紀頃には、ローマで上流階級のペットとして飼育されていました。これにより、イタリアングレーハウンドは古代から貴族に愛されてきた犬種であることがわかります。
ルネッサンス期: 16世紀にはイタリアを中心に南ヨーロッパで大変な人気を博し、「イタリア・ルネッサンスの誇り」とも称されました。この時期には、特に貴族たちに愛され、肖像画にも多く描かれています。
近代の変遷: 18世紀から19世紀にかけて小型化が進められ、第二次世界大戦後には数が減少しましたが、アメリカでの繁殖により絶滅を免れました。その後、ヨーロッパで再び人気を取り戻しました

分類上、サイトハウンド(優れた視力と走力を活かして狩猟を行う犬種のグループ)に属してはいますが、狩猟犬というよりは、愛玩犬に近いのかなという印象です。歴史を見てもなんとなくわかるように、古くからペットとして愛されてきたせいか、小型でありながら筋肉質、スタイリッシュそして優雅な外見持ち、優しく穏やかな性格という良いとこ取りな犬だなと思います。

外見的特徴

体高: 32~38cm
体重: 3~5kg程度
スレンダーな体型と長い脚が特徴
短く滑らかな被毛
ブラック系
ブラック、シール (赤みがかったブラック)
グレー系
グレー、ブルー (青みがかったグレー)、スレート (濃いグレー)
ブラウン系
イザベラ (灰色がかった茶色)、レッド (赤みがかった茶色)
、フォーン (金色がかった茶色)

我が家のイタグレは、上記よりは若干大き目です。体重は6.5kgほどあり、色はブルーになります。娘宅のイタグレは、体重5.5kgで、色はフォーンですね。短毛のシングルコート(下毛はありません)で、長毛種に比べれば気になりませんが、それなりに毛は抜けます。短いので服に刺さります。毛にはつやがありとても美しいです。基本は単色ですが、うちのイタグレのように胸と足にホワイトのマーキングが入っている子も多いです。

フォーンです
ブルーホワイト

性格

温和で穏やかで歯をむいて唸ったりすることはありませんし、もちろんケンカをしかけることもありません。逆にちょっと内気で繊細なところがあります。なので、叱るより、褒めちぎって調子にのせたほうがよく色々覚えてくれます(笑)とはいえ、わがままが過ぎてめちゃくちゃ叱ることもあったりするのですが、笑っちゃうくらい激しく拗ねます。結局、こちらが折れてご機嫌をうかがうという本末転倒な事態に(笑)家族が大好きで、とにかく誰かにくっついてます。たまに、うざすぎて人からも猫からもお叱りをうけてますね。

注意

性格が温和で穏やかであっても、なんでも人の言うことを聞いて都合よく動いてくれるわけではありません。興奮すれば甘噛みしますし、ピンポンとなればぎゃんぎゃん吠えます。トイレのしつけも必須です。犬本来の性格は、個体によってずいぶん違うので、我が家の犬のことは参考にしていただく程度に思ってもらえれば幸いです。

お散歩

我が家は、1日1回1時間のお散歩です。冬は午後の一番暖かい時間に、夏は少し気温が下がってくる夕方に出かけます。猛暑の場合、自分の都合ではなく、その日の気温に合わせてお散歩に行きます。幸い現在東北の田舎暮らしなので、夜まで待たなくても30℃を切りますし、アスファルトの上ではなく、田んぼ周りの土の上を歩いているので地面もさほど熱くないので助かります。アスファルトは日が落ちても熱いので気を付けましょう。

お洋服を着せる

お散歩のときには必ず服を着せます。短毛のシングルコートのイタグレは、寒さ暑さにとても弱いです。雪が降る地域だといちばん寒い季節にはスキーウエアのような防寒着が必要です。夏も直射日光から守ったり、虫に刺されないように薄手の服を着て出かけます。犬に服なんてと思われる方も多いかと思いますが、イタグレの場合は必要があるので着せてます。自宅では当然裸族です(笑)

寒い時期は暖かいお洋服必須

飼育上の注意点

注意点をまとめてみました。

  • 短毛のシングルコートのため寒さに弱いので、防寒対策が必要

  • 骨が細いうえに短毛のため、ケガに注意が必要

  • 小型犬とは言え狩猟犬なので適度な運動を心がける

  • ちょっと繊細なのでしつけは褒めることを基本にする

イタグレのけが

我が家のイタグレも1歳4か月で前右足を骨折しました。全速力で走っているときに大型犬と衝突したのが原因でした。足が長くて細いです。毛も短く皮膚のすぐ下に骨があります。なので、衝撃で簡単にポキッと折れます。ソファから床にトンと飛び降りただけで折れたりもするらしいです。さらに、イタグレのジャンプ力は尋常じゃないので、とにかく注意が必要です。床には必ずカーペットを敷きましょう。

折れると、金属プレートをいれて患部を固定する手術をし、その5か月後にプレートをとめているネジを間引きする手術をします。さらに、その後プレートを外す手術をします。飼い主の精神にもお財布の中身にも大打撃を与えます。イタグレを家族にしようと思っている方は医療保険も必須です。

色々、イタリアングレーハウンドについて書いてみました。
ゴールデンレトリバー、ボーダーコリー、ミニチュアダックスフンドと大きいのから小さいのまで一緒に暮らしてきましたが、イタグレはやることなすこと想定外なかわいさと、サイトハウンドらしい走行性能を持ち合わせた魅力あふれる犬種です。小型犬とは言え、運動量はそれなりに多いので楽しめますよ。次回は犬と旅することについて書こうかなと思います。

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