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ラストマイル シェアードユニバースだからこその面白さとは※ネタバレあり

2ndマイルに行ってきました!
もともと映画やドラマは1度みたら満足する方なんで、よっぽどのことがなければお金払って2回目を見ることなんてない人間なのですが、人生で2度目、同じ映画を映画館で見ることをやってきました(人生初は君たちはどう生きるかだったw)

いやぁ、よかった。実に面白かった。
話の流れを知っているから、セリフもはっきりと聞き取れるし、より深く表情やしぐさも見えるし、何より映画全体の解像度が上がって1回目よりも主人公エレナの苦悩や、2.7m/s の意味がより深く伝わりました。

色んな人がいろんな感想を言ってますが、
この映画は社会派な映画なので、考える人向きだとは思います。

ただなんとなく有名な役者さんたちがたくさん出てるから派手で面白そうとミーハーな感じで観に行くと(なんかそうでもなかったなぁ)と思う人もいるかもしれません。
でも、出ている俳優さんがみんなこの映画の中で一人の人間として生き続けていたことが凄いんです。

アンナチュラルから6年、MIU404から4年ちゃんと時間が流れてて、ミコト(石原さとみ)も中堂さん(井浦新)も伊吹(綾野剛)も志摩(星野源)も、そして白井くん(望月歩)と勝俣くん(前田旺志郎)の成長した姿まで映画の中で自然に描かれていて、これこそシェアードユニバースの物語だ!と感動しました。

だからというわけじゃないけど、まだラストマイル以外の2作品を見たことない人はぜひ見てほしい!!
見れば更に面白さ倍増します。

見た人だけが感動できるポイントをちょっとネタバレ。

白井くんはアンナチュラルの7話で同級生の死を止めることができず、苦しみ死を選びそうになったところをミコト達に助けられた高校生でした。その白井くんがバイク便の人として普通に登場したときは思わず「あ!あの時の!!」と劇場で声が出そうになったくらい驚きました。
そこで(白井くん、生きててよかった)とマジで泣きそうに。

そして勝俣くんはMIU404の第3話に登場していて、行き場のない感情を発散させるためにちょっとしたいたずらをして、伊吹や志摩たちに補導されてしまった高校生でした。その勝俣くんがなんと警察で伊吹や志摩たちの同僚として働いている姿がでてきて「うわ!あの子機捜になったの?MIUジャン着てるし!!足早かったもんねぇ」と初っ端から感動。

もちろん他のメンツが出てくるたびに、テンション上がるし、変わっていないようでちょっと関係性がより親密になっていたりするんです。

物語の主軸以外でこんなにワクワクさせてくれる映画なんて今まで一度も見たことないので、「これこそシェアードユニバースの面白さだよなぁ」とつくづく思いました。

もちろんアンナチュラルもMIU404も見たことなくても、十分に満足する話の内容なのでそこは全く気にしなくてもいいけれど、見ていた人にはご褒美がでてきた♪くらいの感じです。

初見の人には映画見たあとに10話、11話あるスピンオフドラマを堪能できるというまた違うご褒美が待っているので、結果みんなにご褒美がある映画となっているのです。

世界観が同じというだけで全く別の3つの物語が自然とつながっているのがほんと凄い。
ほんと、野木作品に外れなしが続いております。

本編の物語の感想までたどり着けなかったので、それはまた次にでも(笑)

















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