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meel
ピペットマンを「トントン」しちゃダメな話
バイオ研究者にとって、箸よりも日常的に使う「マイクロピペット」。数十分の一ミリリットルという、微量の液体を取り扱う機器です。ギルソンの「ピペットマン 」がその代名詞的存在ですね。Amazonでも、ピペットマン 売っています。
このマイクロピペット。動画にあるように、先端にプラスチックの「チップ」と呼ばれる器具を取り付けて液体を吸うんです。
このチップ、「トントン」と押し付けてつける人、いないでしょうか。と、言うか私は以前までそうしていたんです。正しくは「キュッ」と押しつけるだけ。動画でもそうなってますよね。
ところがある日、マイクロピペットのメーカーの担当者さんから「ピペットが痛むので、トントンしないで」と言われてビックリ。これまで当たり前にやっていたことが、実は機器を痛めていたんですね。
あとで他のメーカーの話を聞いてみたところ、
・エッペンドルフ
・ニチリョー
どちらも「トントンしないで」とPRしています。ギルソンだけではなくて、どのマイクロピペットであっても、「トントン」はいけないようです。
マイクロピペットの取り扱いは、バイオ・微生物実験の基礎であっても、いまだに知らないことや間違って知ってしまっていることがあると、この一件で実感させられました。
入門書なども定期的に確認して、知識をブラッシュアップしていきたいと思います。
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