就労移行支援の体験をした

取り急ぎ。

よかったこと

スタッフさんがとても親切で丁寧。体験のわたしに対しても、利用者さんに対しても親身で優しいと感じた。過去の経験にも共感的に接してくださった。

そして、障害者雇用についての講演は、自己理解と相互理解という言葉が印象に残り、考えることができてよかった。わたしは、今の職場でうつになり、わかってもらうことばかりを考えて1人でもがいている。その結果うまくはおそらく伝えられていない。だから自分のことを正確に理解してもらえているとは思えない。わたしはもっと、人に頼って弱みを見せながら、職場の人たちとたくさん話して相手のことも知ってオープンにしたほうがいいのか。しかし精神を病んでいることがなんとなく触れづらいと思われているように感じてならないから、どうしたものか。

など、考えた。きっかけになってよかった。

悩ましいこと

施設、訓練所、という物的・人的環境に適応できる気がしない。
これまで4年近く、休職もしたが社会人として働いてきて、いわばアクセルを踏みながら走り続けてきた。それをぐっとここでブレーキをかうような気がしてならない。
施設での活動は、すべてわたしには簡単すぎるというわけではない。わたしにはまだないスキルを身につけることも可能だと思う。しかし、無収入という代償を背負って経験するものかと悩んでしまう。
1番は、利用者さんの雰囲気が、今までに接したことのない方々で、戸惑った。それぞれわたしと同じように、何かの特性をもってここに集う人たちだとわかっても、今職場で自分が置いている環境と違いすぎて、自分が楽な方に流れてしまいそうで(今が高いレベルと言いたいわけではない)、自分が通うイメージがもてなかった。もちろん初日だからこその居心地の悪さはあると思う。しかし、ここでは横のつながりを持つことはないだろう、できないだろうと思った。なんとなく学区外の塾に通った学生時代を思い出した。先生としか会話のない、周囲の雑談から隔絶されたあの感じ。

ここでわたしは自分のプライドの高さも思い出した。自分がこの人たちと一緒だと思うのが嫌なのだ。そして、自分にできないことがあることを認められないのだ。これからここに通えば、できないことが見つかるだろう。苦手もあらわになるだろう。新しい場所に行って、新しい人に出会って、精神障害者として一からスタートするだろう。それが、わたしには耐えられそうもない。少なくとも今の時点では。


全体としては、すごく手厚く「サービスを受けている」という、学生に戻ったような雰囲気を感じた。問題はそのサービスに、主体的どころか受け身すら取れていないようなところかな。雰囲気はいいけど客層の違うレストランに入ってしまった感じ。わたしがくるところではありませんでした、って感じがしている。
とか言って、へりくだりながらも軽蔑している、わたし。なんてやなやつなんだろうか。ごめんなさい。
でもやっぱりわたしはより高みを目指したいし今までもそうやって生きてきた。うつになってから、何度となく試したが、意識の転換は難しい。

あと、心に残ったこと。
スタッフさんが、今の仕事についても、「60%くらいでがんばって、残りの40%くらいで余暇を楽しめると良いですね」って言ってくれた。これってとても大切なことだ。心がほっと軽くなる。仕事は人生の6割でいいんだ。

乱文になってしまった。すみません。

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