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結婚に関しての知見

結婚したい!って無邪気に言ってた
幼い頃の私を哀れにも羨ましくも思う。

結婚したことはないけれど、
結婚=幸せの概念はない。
結婚=大人だと思っていたのに、
いざ適齢期になってみるとそうでもないなと感じる。

結婚は恋愛の延長線上にあるんだって信じてた。
でも現実は恋愛とは全く別のところにあったの。
気づけてよかったね。でも、
気づかないまま、誰かと結婚してしまいたかったね。


友達や同期、自分のことを大人だと認識することも少ないまま、ただ大人って呼ばれる類になっていただけで、結婚って聞くとその感覚のギャップに驚いたりする。

大学生の頃友達が、
結局25歳付近で付き合ってた人が勝ちだよね。
早く出会いすぎちゃったなって言ってた。
その後すぐに別れて、近々別の男と結婚するらしい。

私が19歳の時、25歳になったら結婚しよう
って言ってた彼氏がいた。
25歳になった時彼は戻ってくるのだろうか。

23歳の夏、本当に元彼は戻ってきて
そんな約束したっけ、私もうすぐ結婚するのって言ったんだった。

24歳の春、婚約している気がしてた。
プロポーズされたら泣く程喜ぶ人って
本当に存在するのかな。
もしされたら、いよいよかって
もっと煌めきとは程遠い、リアルなトーンで、
はいって言うと思う。
それってどうなんだろう、どっちになりたいんだろう。
なんかどっちも違う気がする。
理由にもならないような理由で別れたんだった。

俺たち27歳になっても良い人いなかったら
その時は諦めて結婚しようって言う男がいた。

そういう妥協案を耳にするようになるのは社会人になってからだ。

私の人生設計ではもう結婚してるって言う人は多い。
たしかに小さい時想像してた24.25歳ってだいぶ大人だった。子供がいる予定だったかもしれない。
いつまでも子供のまま結婚に突っ走ってみたかった。

来世で結婚しようって言う男がいた。
飲み会の帰りに唐突に言ってきた。
妻子持ちの男だった。
私があなたの娘の歳の時、
私のお父さんはあなたの歳だった。
奥さんは言ってた。
私が手に入れたかけがえのない家族だって。
いつまでもそう信じて疑う日が来ませんように。

現実なんて知らなくていい。
結婚は幸せだって思っていればいい。
何も知らない方が幸せってこのことを言うのかもって、結婚について思う。

家族になっていくのにいつまでも恋人を求めている
代替可能な何かをいつまでも探し続けている。

誰と一緒になったって人は一生孤独だった。

その掴んだ幸せを疑わずに貫くことが、
幸せになることよりも
圧倒的に難しくて儚いものだって思う。

すぐに特別は当たり前になる。
日常の幸せは潜在化する。
綺麗に生きること=正しさ
とは限らない。

選ぶ相手を間違えたなんてよく聞く。
誰を選んだってあなたは同じ間違えを口にする。
そうやって次こそはって一生裏切られた気になっていればいい。

結局何が言いたいんだろう、
結婚が恋愛の集大成でもなければ
最後の男の選択でもない。
その結婚に対する概念みたいなもの自体
間違っているんだろうと思う。

1人でも生きていけるということが
たまに哀しくもさせるけど
羨ましく思っている人はたくさんいる

それでも煩わしいはずの人間関係をあえて選ぶのは人間の性なのかもしれないね。って、
そんなことを考えているとは
微塵も感じさせない笑顔と雰囲気で、
ずっと一緒にいたいねとか言ってみる。






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