若く見られたいという願望との闘い

おはようございます。LAPISです。
今日はいい夫婦の日、笑。
全然そうじゃない現実の夫婦ですがまぁいいでしょう。

さて本日の話題は最近の私のことです。
現在私は58歳です。人生一巡りの60歳まであと二年です。
まさか自分が還暦を迎えるなんて
若い頃は考えもしませんでした。
若い時から先を見据えて準備していく人は
本当にすごいと思います。なかなかできないこと。

今年になってのチャレンジとしては
白髪染めをやめていることと
ストレートパーマを封印したこと。
これは私にとっての大きな挑戦です。

何故ならストパーに関しては社会人になってから
育児期間を除いてほぼその時間とお金を費やして
技術の変遷をたどれるほど、笑
歴史を重ねて来ました。
ホント自分の中では洋服買いと同じくらい、いや
それ以上にお金を使ったかも。計算するのが怖い。

小さい頃からのコンプレックスは
髪の毛の癖と剛毛なところ。母譲りです。
自力でお金を稼ぐようになったら
憧れのつやつやロングヘアーを手に入れるんだとばかりに
当時から高額だったストレートパーマに通っていました。
初めてその施術を受けた時の感動は…。
疲れのほうが強かったけど、笑。
何せ当時は六時間近くかかりました。
頭から何枚も下敷きをぶら下げて何時間も耐えるから
首も固まるし大変でしたね。

でもそのおかげで何か月も艶々の髪とともに
過ごせるのですから嬉しかったものです。

私の美容のこだわりはほぼこれだけでしたが
パーマが取れてくると途端にまとまらず・拡がる。
指通りも悪くなりつやが無くなってくる…という状態。
それが怖くてずっとかけ続けるというループでした。

若い頃はケミカルなものがあまりよくないであろうことも
わかってはいてもそれでも外見の美意識アップには
代えられない。
見た目命の時代ですよね。若いってそういうこと。

さすがに妊娠・授乳期と育児真っ最中はやめてました。
わが身よりも目の前の赤ん坊の世話と日々の暮らしに
追われまくって美容室どころか毎日のCareすらも
おざなりの毎日、それでも全然気にならず幸せでした。
今から思えば、ね。

40代後半から髪の毛に白いものが目立つようになり
それが日に日に増える(気がする)。
そして白髪はつや感を奪いストパーでもごまかせない。
それからはカラーリングという名の白髪染めが
私のルーティーンに加わったのです。

二か月に一度のカラーと
四か月に一度のストレートパーマ。
ここ数年はこのサイクルになってきました。
正直いつまでこれが続くんだろう。
頻度はもっと増えてきて美容費も馬鹿にならない。
そこまでして自分は若く見られたいのだろうか…。

そんな折同じように考える同世代あるいは少し上の
世代の方々から「グレイヘアー。染めない選択」という
ムーブメントが起こり始めました。
それは若い方で三十代後半くらいから。
有名芸能人の方があえて白髪になるというビジュアル。
私にとってかなりの衝撃でした。

白髪=おばあさん
その図式が今や自分にも迫りつつある。
いやもうとっくにおばあちゃんになってもいいくらいの
年齢なのですが。偏見のかたまり。

まだまだ自分は若いつもり。
二十代の子たちと働いても何とかついて行ける。
体もそこそこ鍛えているし
ここ数年はダイエットを成功させて
生活習慣病の進行を力技で抑え込んでいるし。

しかーし。
確実に体は老いている。
実家の母は七十代になってから初めて
髪の毛を染め始めたそうです。すごいな。
しかしそれは遺伝しなかったようです。残念。

ここいらで諦めというか
悟りをつけようじゃないか…となったのです。
それはそろそろ人生の終盤に向けて
心と体の準備を始めていこうと思えるようになったから。

まずは他人から指摘されるであろうビジュアルを
自分で受け入れていくことからスタートしようと決心。
「染めないの?」という何気ない一言に
予想以上に傷つく自分には驚きでしたが
それもそのうち慣れるでしょう。
それより長年痛めつけた頭皮さんを労わりたい。
毛母細胞に今一度働いていただきたい。
自力でどこまで頑張れるのか見てみたい。
なんかもうアスリートのような気分です。

ふと旦那さんを見れば
二十代から若白髪気味の人なので
気づけばシルバーというよりもう
かなり白くなっていました。
男性の悩みはそれより薄毛ですものね。
かなり頑張ってCareしているせいか
白髪以外は保てている様子。それなりに。
ゆえに私より若く見えてズルいです。
いやいややはり本音は「年よりも若く見られたい」呪縛。
解脱は程遠いなぁ。

周りからの目に耐えていくことが
まずはハードルかと思います。
毎日見る鏡の中の自分にも少しずつ慣れてきたし
あとは数年ぶりに偶然出くわす知人からの目に
驚きの具合を見つけた時の自分がどのように感じるか。
そこが試練かな~と思います。

どうしても無理ならまた戻せばいいだけのこと。
私にとって「若作り」「アンチエイジング」のワードが
この世で一番嫌いな言葉だから。

自然体と素の自分と他人の視線。
全ての思い込みやジャッジから解放されたいものです…。
しばらくはがんばってみようっと。


気に入っていただけたら幸いです。よろしくお願いします。