「自分を受け入れ、愛する」時の注意点。
※2、3ヶ月前に書いて寝かせていた記事を公開します。
こんにちは。
先日ある方にとても救われたRikakoです。
何をそんなに救われたかと言いますと・・・
私は「棚卸し」シリーズで書いた通り、自分にモヤモヤがずっとあったり、
ここ2、3年自身を揺り動かされるような出来事が多すぎました。
そんな私の根底にいつもあったのが、
「私のどこが問題なんだろう(探して解決しなきゃ)」
「私の潜在意識には問題が溜まってるに違いない」
「(こんなに色々起こるのだから)私には親子の問題があるに決まっている」
「自分はまだ親を赦しておらず、わだかまりがあるに違いない・恨んでいるに違いない・バカにしているに違いない」
という思いでした。
しかし、先日自己啓発プログラムを売り込んでいた営業のプロのおじさまにお会いしました。
その方は、親子関係の問題や潜在意識を見ることのできる方で、仕事でも成功しながら奥様とも仲良く、そして健康と若さも手に入れられている方でした。
夫は、私に親子問題がある・私に問題があると思っているので、
「親子関係を今見てもらいなよ」と言って、その方に私の親子関係や潜在意識を見るよう頼んだのです。
私も、良い機会なので両親とこじれた経緯を素直にお話ししました。
何ができてくるのだろう・・私の見えていない問題を見つけ、解決策をあたえてくれるはずだ、私もそう思っていました。
しかし、返ってきた言葉は違いました。
「いや、特に問題はないですよ。潜在意識は綺麗です。別に恨んでるという訳でもないでしょう?
僕はね、自分のことが大好きなんです。自分のことが愛しているから、相手も愛することができて、
取引先の人のことも、大好き、と先に思い、もう取引が気持ちよく成立するイメージをするから、営業で制約が取れるんだよ。
僕の周りの人はみんな僕のことを好きになるよ。それは僕が自分のことを大好きだからだ。
両親に対するわだかまりも、本当はないはずです。あなたがわだかまりを作り出して複雑にしているんです。
まず、わだかまりを作っている自分を赦すことだね。
自分のことを大好き、愛してる、と鏡に向かって毎日唱えてごらん。
自分のことが好きになると問題はなくなるよ。
もともとあなたに問題はないんだから。
そして、両親にも、たとえ会えなくても大好きだという念を飛ばしておけばいい。それで十分だよ。
親子というのは運命が違ってくるし、」
私は、
問題がないと言われて心が救われました。
こんなに問題が発生する私にはきっと問題があるに違いない、
と思い、
そんな自分はその問題が解決するまでいつまでも苦しまなければならない。
いつまでも恐ろしい・自分を押さえつけられる課題が永遠に降り注ぐ。
そして問題が解決するまではずっと不幸のまま堪えなければならない。
そう考えていたからです。
ただシンプルに、
「自分を好きになりさえすればいい」
そういう言葉が帰ってきたことに深い安心感が湧き、肩の荷がおりました。
そして、最近ずっと共通のメッセージをいろんな方や情報から受け取っていました。
それは、
「自分に厳しくしないで、いい意味でぼーっとしなさい(自分を赦しなさい)。」
「自分の思ったことは人に言いなさい。または文書にして書きなさい(愚痴でもいいから言いなさい、アウトプットやコミュニケーションを意識的にとってください)。」
「もっと自分ができること・才能を自覚してください(すごいところがある、自覚しないと才能を磨けないから磨いてください)。」
といった、要するに
「ゆるめる」「自分を知り自分を愛する」
というテーマでした。
私は、自分に問題があると思っていたので、
「引き締めないといけない(厳しく問題を探し出し、解決しなければならない)」
「自分のことは(こんなに問題があるので、能力もないので)信じられない、大好きになれない。大好きになる理由もない。大好きである必要がない。」
「自分の持つものは泥団子でしかない(自分のできることには価値がない)」
と考えていたのです。
ただ、これに気づいて、
「そうだ、だからありのままの自分を愛せばいいのだ!」
となるのですが、
これでは甘いのです。
「ゆるめる」「自分を知り自分を愛する」
と聞くと、
「あ、自分が厳しいから、今度は自分に甘くしてありのままの自分を大事にすればいいのね」
と考えます。
それはそれで正しいのです。
自罰的になるのをやめ、自分を許すことで自分を受け入れる、ということですから、大事なことです。
しかしこの時、落とし穴があります。
「自分を愛そう、甘くしよう、受け入れよう」
とはするのですが、大概、
「自分を知る」
をすっ飛ばすのです。
なぜなら、自分にとって都合の悪い自分の行動・癖・判断・思考は、
見たくないと心が拒否するからです。
自分を愛するのも、甘くするのも、受け入れるのも、
自分が現在どこにいるのか、どんな状態なのか、
を
客観的に・冷静に・事実として淡々と、
見ることができた前提での話です。
自分を受け入れ、許す、厳しくしない、は簡単なことに思われがちですが、
「自分の現在地点を知る」
というワンクッションを忘れると、
また元の自罰的で変わらなかった苦しい自分に戻ります。
今の自分を知るのが、ある意味一番難しいことなのかもしれません。
だって今の自分の、
かっこ悪いところ、逃げているところ、大人気ないところ、被害者面しているところ、子供のまま止まっている思考回路、
全部見なくてはならないのですから。
はじめのうちは中々見れません。第三者の手もどうしても必要になるときもあるかもしれません。
まずは、モヤモヤした時、
自分が心の中でしゃべっている内容を全て書き出すんです。
この時、無意識にノートに書き付ける内容を取捨選択している自分に気づくと思います。
取捨選択せず、全部書いてください。
どんなにひどいことだったり、くだらないことであっても、外でいえないことだとしても、書いてください。
その書いたものを改めて見たときに、自分が何を考えどう感じているのかがわかると思います。
これが、現在地点を確認すること、になります。
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