世界のエグゼクティブが憂えること
頭でっかち女子として自らの体験や経験をシェアしようとしています。
Rikakoです^^
夫は仕事上、様々な方にお会いする機会があり、
その夫から聞いたことや、私も一流の方にお会いして見聞きしたことです。
東大卒で一流企業の相談役をされている方、
『7つの習慣』のフランクリン・コヴィー社共同創業者であるロイスクルーガー氏、
他にも世界の第一線で活躍されるエグゼクティブ、
崇高な頭脳と知恵、人格をお持ちの方々は、
日本の「少子化」を憂いている、ということです。
「高齢化」というよりは、「少子化」を憂いており、
ひいては家族の在り方、を憂いておられ、その解決策に頭を悩ませている。
この問題にいかにして深い気づきを起こさせ、解決に向かわせるのかに心を砕いておられるようでした。
私自身、幸運にも息子を授かり、若輩ながらも夫婦として元は他人であった男性と人生の二人三脚を始めた身であります。
「家族」
もっとも身近でありながら、もっとも置いてけぼりにされ、もっとも人の深淵に刻み込まれ人生を左右するものです。
もっとも人生を幸福なものにし、同時にもっとも人生を不幸に陥れるものでもあります。
この根本的人間関係について、私たちはあまりにも無知です。
結婚して初めて知りました。
あの婚姻届一枚の契約が、苗字が変わることが、どんなにか大きい出来事だということを。
家族を作るということ、夫婦としてどう相手に関わるのか、あまりにも知識も知恵もなさすぎたということを。
今の時代、自己啓発と子育て(発達心理学)については、たくさんの知識が世に出て、人々の関心も高いです。
自己を高める、自己陶冶、自己啓発、魂の修行、言い方は多種多様ですが、
個人が成長することで、周りとの人間関係をはじめとするあらゆる全ての問題を解決するというアプローチが今流行っています。
宗教(信仰)もこの中に含まれます。
また、子供に焦点を当て、子供に対してどのような働きかけをすればどのような反応が返ってくるのか、子供が「優秀に」「幸せに」育つのか、も流行っています。
しかし、夫婦に関しては(少なくとも日本では)焦点を合わせようとしていない気がします。
最近、遺伝子は個体の物理的情報だけでなく、目に見えない感情や潜在意識をも記憶し、子孫に伝えると言われています。
つまり、私たちは、独立した意思を持つ個体でありながらも、先祖から受け継がれた感情や経験、トラウマ、乗り越えられなかった課題を内蔵する存在だということです。
夫婦とは、もっとも見たくない己が出てしまう間柄であり、自分のDNAに刻み込まれ先祖の癖・課題(これを、宿業と呼ぶのでしょうね)が大噴出する間柄なんですね。
いわば、夫婦とは、お互いの地獄の釜の蓋を開ける存在なのだと思います。
それが無意識で分かっているから、今は非婚化が進んでおり、子孫も残したくないのです。
誰だって、この忙しない世の中で、わざわざ己と相手の地獄の釜の蓋は開けたくないでしょう。
しかし、少子化に歯止めをかけるには、この地獄の釜の蓋を開ける作業が不可欠だと思うのです。
私も未熟ですので、あまり思い切ったことを言うのもはばかられますが、
自己を鍛錬したり、子供に直接アプローチをかける、
つまり「個体」「単体」に働きかけるのは
わかりやすくて簡単です(もちろんそれ自体難しいことですが・・)。
それよりも難しいのは、
夫婦という「関係性」を癒し修復することではないか、と思うのです。
「個体」と「関係性」双方からのアプローチが必要だということです。
目下、夫婦関係の修復こそが、少子化をとめ、日本を切り開く最善策だという考えに至っています。
私もまだまだ勉強中ですが、また勉強の経過をシェアできたらと考えています。
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