#251 数字嫌いは損をする?
ビジネスの世界で「数字」は極めて重要です。
例えば会社の経営を知ろうとするなら、
売上高や利益など客観的な数字抜きでは評価できません。
でも、
「そうはいっても、自分は数字は苦手で……」
そんな人はいらっしゃいませんか。
私の周りにも、「数字なんて見るのもイヤ」
という方はたくさんいます。
でもこれは、ものすごくもったいないです。
今回は、数字に弱いと損をする理由と、
数字に苦手意識を持たない方法をお伝えします。
1.数字に弱いと損をする
数字に弱いということは
✓ 数字で示されている内容を理解したり
✓ 話を数字で整理/説明したり
することが苦手だということです。
すると、自然と、
「数字で示されるもの」
自体が苦手になっていきます。
でも、世の中に
数字で示されるものはたくさんあります。
例えば、最も身近な例の1つは
「お金」でしょう。
大切だと分かっていても、
数字に弱い人は、お金について
苦手意識を持つことがあります。
また、
ビジネスの動向を数値で把握できないのは、
社会人として致命傷になることもあります。
仕事で重視されるKPI(重要業績評価指標)も
ほとんど数値で示されますし、
数値を使って説明できないと、
仕事を成果を明確に伝えられないからです。
結果が評価されないと、
数字に弱いだけなのに、
仕事に苦手意識をもってしまいかねません。
また、数字が苦手だと、
数字を示されただけで
それっぽく見えて騙されてしまうこともあります。
いかがですか。
数字に弱いと、それだけで損をすると思いませんか。
2.あなたが数字に弱い理由
ここまで読んでくださった方の中には、
何で数字が苦手なのかすら分からない、
という方もいらっしゃるでしょう。
あなたが数字に弱い一番の理由。
それはもしかしたら
「経験不足」かもしれません。
脳は、新しいものに対して
警戒するため、拒否反応を示します。
ですので、十分に経験を積む前に
何となく苦手になっているかもしれないんです。
例えば、経験を積んでいる途中に、
「あなたは数字、苦手そうだね」
と言われて苦手意識をもってしまった人も
いるかもしれません。
一度「数字に弱い」「数字は嫌い」と
思い込んでしまうと、数字に関わらないようになり、
本当に数字に弱くなってしまいます。
他にも、
「知識が足りない」「文章が読めていない」
という場合もありますが、多くの人は、
経験が十分ではないのに何かのきっかけで
「苦手だ」と思い込んでしまい、
数字から遠ざかってしまっています。
3.数字の苦手意識を減らす方法
ここまで読まれた方で、理由は分かったけど、
結局これからどうすればいいの、
と思っている方に向けて、ここでは対応方法をお伝えします。
✓ 経験を積む
✓ 誰かに任せる
(1) 経験を積む
先ほどお伝えした通り、数字に強い・弱いは、
経験をしているか、していないか、
の差に過ぎません。
コツコツ積み重ねれば、少しずつ、
でも確実に、数字に強くなっていくはずです。
もちろん、慣れるまでには時間が必要です。
今日始めて、明日数字に強くなるのは難しいでしょう。
それでも、一歩ずつ積み重ねていくことで
苦手意識が解消できれば
自信をもって数字に向き合うことができます。
(2) 誰かに任せる
もう1つの方法は、
自分ではない誰かに任せるという方法です。
数字の部分は誰かに任せる代わりに、
数字を使わないスキルを磨く、など
得意分野を活かして働くという方法もあります。
苦手なこと・嫌いなことは任せる
という考え方はとても合理的です。
苦手で嫌いなことを頑張っても、
つらいですからね。
ただし、数字はビジネスでも日常生活でも、
欠かせないものです。
できるだけ(1)の方法で
身に着けておくことをおすすめします。
※ 経験し続けるとどうなるか
経験を積むと、拒否感が薄れます。
脳が慣れてきて恐怖を克服することができるからです。
苦痛が減ると、その分だけ面白いと感じるようになるので、
数字に親しみを持てるようになりますよ。
大切なのは、「繰り返すこと」です。
新しいものに対する拒否反応がなくなるまで繰り返すことで、
数字に楽しさを見出せると、理解が進むようになります。
4.まとめ
いかがですか。
今回は、数字に弱いと損する理由と、
数字の苦手意識がなくなる方法
についてお伝えしました。
「数字に弱い」というだけで、
色々な場面で損をします。
今苦手意識を持っている人も、
繰り返して数字を使う経験を重ねて
数字に強い脳をつくることができます。
せっかくですから、なにかと損しがちな
「数字に弱い」を克服する一つの機会として
いただけたら嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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