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目的がなくても立ち寄るボローニャのセンター広場

LaPassione! 編集部が取材の合間に立ち寄った広場をご紹介します。なぜならイタリアの広場は見所が満載!イタリア全20州のワインのどれもが、その地域の個性を表現しているように、広場にもそれぞれ個性的な歴史や魅力があるからです。
その地域で作られているクオルス提携のワインもご紹介します。

どこへ行くにも必ず通る広場です

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ボローニャ取材で立ち寄った、老舗チーズ屋「バルビエリ」のリンダに、ボローニャの中心、マッジョーレ広場へ案内してもらった。突然カラオケを流して歌い出す人、犬と散歩中のマダム、旅行中のカップルなど、それぞれが自由に過ごしている。「ここはあらゆる場所へ行くための中心地なの。どこへ行くにも必ずここを通るし、特別なイベントや目的がなくてもここに来るのよ」とリンダが話してくれた。なるほど「目的がなくてもここに来る」という表現がぴったりな、ぼーっとしている(ように見える)人があちこちに。

未完のサン・ペトロニオ聖堂はボローニャ市民のアイデンテティが詰まっている

イタリアの広場では、そんな人達が本当に多い。広場の奥に見えるのはサン・ペトロニオ聖堂。見上げると、外壁の装飾が上半分を残して中途半端なままの姿。これは、時のローマ教皇がバチカンのサン・ピエトロ大聖堂よりも大きく造ることを許さず、建設が途中で取りやめになったからだとか。けれどボローニャの市民たちは「この大聖堂は私たち市民が建てた教会。歴史をそのままに残している。これが私たちらしくて良い」と考えているようだ。そんな彼らのアイデンテティが詰まった未完成の壁は、なんだかカッコよく見えた。

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広場でハンバーガーを美味しそうに頬張ってた3人組。彼らはヨーロッパ最古の総合大学、ボローニャ大学に通う学生たちだ。左から、文学部のアルベルト(26)、薬学部のアンナ(27)とジュリア(26)。「今日は図書館で勉強していて、ランチに広場へ来たの」とアンナ。「食べている途中で話しかけてごめんね!」と謝ると「いいよいいよ!」とフレッシュな笑顔で答えてくれた。

クオルス・リストランテ提携ボローニャ近郊のワイン

ボローニャは「美食の街」と称されるほど、イタリアの中でも食文化の豊かな地域。クオルス・リストランテ提携のボローニャ郊外で造られているワインをご紹介します。




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