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カシューナッツの擬果でジュースを作ろう(葉っぱも食べれるよ)

ということで久しぶりの食材の紹介。

最近どうも電波が悪くて、また日本とのやりとりも多くなってnote率が減ってますがボチボチ更新していきます。

今日の食材はみんな大好き「カシューナッツ」

でも今日のテーマはナッツの部分じゃなくて、カシューの部分。
それってどういうこと?
って思いますか?まぁまぁそう焦らずに。まずは

カシューナッツ農園の様子

を見てもらいましょう。(と言っても全体像を撮るの忘れました)
この農園はもちろん自然栽培でウォンさんの親戚の農園。
管理はウォンさんがやってるらしく安心ですね。
まだ4年目らしく木はそれほど高くありません。3mくらいかな?
・・・だから、全体像撮るの忘れてすみませんって!

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開き直って、カシューナッツ上部はこんな感じ。
マンゴーと似ていますね。ちなみにラオ語でマンゴーは、マムアン。
カシューナッツは、マムアンヒーアパーン。
葉っぱが似てるからかな?と勝手に思います。

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もう少し近づいてみると、ありました。
カシューナッツの実。
探せましたか?
そう右下の黄色い二つ。

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こちらはもっとアップ。
赤い実ですね。この農園は赤と黄色の二種類の実がなるそうです。

そしてこの下の勾玉の部分がカシューナッツの部分。
そして今回はこの上の部分カシューの部分の使い方です。
実は、この果肉に見える部分は果肉ではなく、子房(めしべ)以外の部分が生長して果実のようになった部分のことで、「擬果」というんだそうです。

なので先にナッツの部分ができて、後からこの擬果が大きくなるという不思議な植物。

カシューナッツ(マムアンヒーアパーン)が届いたら

ということで、以前からウォンさんには
「あれ実ったら欲しいな〜」
って伝えてたんです。
こそこそと農園行っては、そろそろかな〜っこいつはいい感じだな〜て唾つけたりして。

そんなある日例によって口笛を鳴らしながらウォンさんの足音が。

手にはビニール袋。
中身は、もちろん

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カシューナッツ!

とうとう届きました。
で、この先っちょの勾玉の方は、焙煎して殻を破ると皆さんんご存知のカシューナッツが出てくるのですが、ちょっとバタバタしてて焙煎に手がかけられないのでまた後ほど。

果実の部分はすぐに傷んでしまいそうで、処理しなきゃってことになりました。が、現地ではこれポイしちゃうんです。

というより、ポトンと落ちたやつを拾うスタイルなので、ほとんど土に帰ってしまうんです。もちろんそのまま食べたりもしますが、基本捨てちゃいます。この手のものは落ちたやつを拾うのが美味しいはずだって頭があるのでこれはとっても嬉しいスタイルではあります。

とはいえ、今回は果実(正確には擬果らしいです)の利用法を考えたいところ。以前ブラジルとか南米ではジュースにするって聞いたことがあります。
確かkikkoさんが教えてくれたのかな?

果実そのままのお味は?

まずはそのままパクリといきます。一瞬リンゴのような味がしますが、少し渋いというか、口の中がニュ〜ってなります(分からんわ!)

酸っぱいと聞いていたけれど、酸っぱさはさほどなく、ひょっとして発酵させるのかな?

で、ジュースにするにしてもそのままじゃイマイチだろうと想像できたので、ここはオリジナルブレンドで勝負。

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自然栽培なので皮も平気。ホールフーズです。
入れたのはカシューナッツ、完熟バナナ、豆乳
バナナはもちろん農場のバナナ。そして無加糖。
これであのカシューナッツの"ニュ〜感"が消えてくれればいいのですが。

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ウィ〜〜〜〜ンとブレンドがなってすぐ完成。
自然食の鉄人が育てたカシューナッツと天然のバナナが見事なハーモニーを奏でたこのシェイク。果たしてどのような結末が待っているのか
「いざ実食!」

さぁお味はいかがでしょう?
「大変美味しゅうございます」
と、魯山人の愛弟子ならいうでしょう!

うん。これ美味しいです。リンゴっぽさが残って、バナナと豆乳だけのシェークよりも美味しい結果に。

カシューナッツの葉っぱも食べれます

ジュースは大変美味しい結果で、しかも栄養抜群。
ビタミンc豊富で、鉄分とナイアシンまで。
ビタミンcは100gで1日の必要摂取量の2.5倍だというんだから食べない手はないですね。

そんなカシューナッツですが、葉っぱも食べれるんです。
まぁ日本の人が食べたら、食べれるって言わないかも知れんけどね笑

代表的な食べ方はこちら

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その名もパンカオプン

カオプンという米麺を葉っぱやハーブで包んで食べる料理。
ディップの左にあるのがカシューナッツの若葉
酸味と渋みがあって、やっぱり食べると口がニューってします。でも包むと大丈夫。

ディップはこれが結構美味しいんですが、焼き青唐辛子とピーナッツ、ヤシ砂糖、ニンニクの組み合わせ。
包むものはミントやバナナの花(生)、キャベツが多いかな。
あとは鶏の地鶏スープ。ウォンさんちの鶏を捌いたやつ。
味付けは、ガランガル とニンニク、タマリンドの葉っぱ
これは普通に美味しいです!

何せ鶏の出汁が最高なんで。ぶったぎりの骨ごと突っ込むスタイル。
これはこの前の正月(ピーマイラオ)の料理でいただきました。

ということで、今日はカシューナッツの紹介でした。
オススメの食べ方とかあったら是非シェアしてください。
さぁ〜焙煎どうしよう 笑

こっちであるもんで焙煎機とか作ってみようかな〜
仕組みは大体分かったんだけど材料と加工がね・・・

日本にある工具が使えれば作れそうなんやけどなぁ。
モーターつけて自動で回転させて。。。
熱源はもちろん"薪"

イメージはあるんだけどなぁ。
まぁまだしばらく置いておけるだろうし、ボチボチ考えるとします。

サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。