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ヤギが生まれた電話とヤギを食べる電話

日本に帰るとゆっくりのんびりnoteに向き合う時間も、noteで書きたいと思う事も少なくなってしまいますね。
そんなわけで、しばらくぶりの投稿となってしまいましたが、本当ちょっとしたつぶやきを一つ。

先日「ヤギが生まれたよ~」
と農場のオンから電話がありました。

おぉ!
ふいに突然送られてきた写真についウルッとなってしまいました。
続けざまに

え?
多ない?
「ジャクトウ?(何頭?」
「シートウ(4頭)」
え?
え?
4頭?
1頭から1頭、それを年に二回ほどと聞いていたのですが、4頭とな?
私の聞き違いだったのでしょうか?
ともあれ子だくさんで幸せいっぱい。
ニコニコの電話でした。

今回立ち会えなかったのが残念でしたが、写真からも伝わるものがあり一人感動していました。

早く農場へ行きたいなぁ。
どんな子かな?

と。

そして本日また電話がなりました。
オン、ぺ、ウォンがそろい踏みで楽しそうにキャッキャキャッキャと電話口でしゃべっています。

それもそのはず。
今日からはラオ新年

ピーマイラオなんです。

サワディーピーマイ(あけましておめでとう)
とお決まりのあいさつを交わしたあと、食いしん坊のぺが
ギンニャン?(何食べる?)
と聞いてきたのです。
これは私に何を食べるのか聞いているのではなく、新年に何を食べたらいいか?と聞いているのです。
つまり、どういうことか?
懸命な皆様ならお気づきでしょう。

「農場のヤギを食べてもいいか?」

という問い合わせなのです。
でも私が
「何食べたいの?」
と聞いても答えません。
「ヤギ食べたいの?」
と聞いても「あなた次第ですよ」といって笑っています。

この辺が不思議なのですが、うちのスタッフはみんな遠慮深くて、明確なおねだりはしないんです。
食べたいの?に対して「うん」という返事もしないんです。
あくまで「あなたが食べるんだったら私たちもいただくよ」というスタンス。
でも食べたいのは見え見え。

だってわざわざ電話してくるくらいですから(笑)
そこが可愛いんですが。

そして、私が「みんなでヤギ食べよう」というと初めてヤギが食べれることとなり、
「コプチャイららーい(ありがとう)」
で今回の電話の目的は終了。

ま、私いないんですけどね(笑)

ともあれ、先日の生まれた電話と、今日の食べる電話。これを同じテンションで電話してくる彼ら。
「命をいただく」事をとっても平坦にフラットに見ているのだと改めて彼らの精神性の高さを実感した一日。

そろそろあの農場が恋しくなってきたなぁ~気軽に行き来できるといいのになぁ~


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