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海の無いラオスの魚のなめろうのような料理

海の無いラオスですが、実は結構魚料理が盛ん。
何せ調味料も皆さんご存じ魚醤だし、パデークという発酵魚調味料もあるくらい。

それらは勿論海の魚ではなく、川魚
特にメコン川では朝日が昇る前からよく釣りをするボートを見かけます。

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私のいる地域はメコン川は無いですが、メコンに流れる上流の川があり、時間があるとそこにみんな釣り(投網)に出かけます。
そして釣った小魚を食べたりパデークを作ったり、海は無いけど食卓に魚は欠かせないほど魚と縁が深い地域でもあるんです。

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さて、今日紹介する魚料理はここでとれる小さな川魚ではなく、ティラピアという鯛くらいのサイズの川魚。
ラオスでは養殖が盛んで各地の市場で売っている養殖淡水魚の料理。

(魚の写真撮りわすれ💦)

なめろうのような魚料理の作り方

ということで早速紹介。
魚は3枚におろし、適当な大きさに切っておきます。
そこにネギとスリおろしガランガル、ノコギリコリアンダーを投入しライムを絞ったら混ぜ混ぜ。

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一方で、乾燥唐辛子を炒った後、それをつぶします。
この唐辛子を炒ってつぶすのはラオス料理の基本。
なんにでもこれが必要になってくるのですが、その辛い空気が私はまだ慣れずにどうしても咳き込んでしまいます。

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で、その唐辛子を全体が赤くなるくらい投入しまぜまぜ。
<ここでワンポイント!>
さて、ここがラオス料理の味噌。
ここに魚の腸から出た液体を投入。(動画とってたので写真はないですが・・・)魚の糞だと言っています。

この腸(糞?)の味付けは魚料理に限らず、牛でも豚でもヤギでも同じ。
単体ではかなり苦いのですが、この苦みがないと物足りないんだそう。

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そんなわけで混ぜ混ぜを繰り返し、塩で味を調整したら完成。

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辛味と苦みの調整の付けだれ(チェオ)
は先ほどの内臓に唐辛子を混ぜたもの。

どんだけ唐辛子好きやねん!

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魚のアラはというと、きちんとアラ鍋(?)を作っていました。
こちらもネギやノコギリコリアンダー、酸っぱい葉っぱ、ガランガルなどで味付け。唐辛子は入れない辛くない魚料理。

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ではいただきましょう!
もちろん、いろんな葉っぱは必須。
くるんで一緒にいただきます

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恒例のカシューナッツの葉っぱで来るんで食べようとしたら、生の青唐辛子を入れられた。

ほんまどんだけ辛いの好きやねん!

ということで、本日はラオスの魚料理の紹介でした。
これが意外と美味しいので、ちょっとアジアンな風を味わいたい方試してみてはいかがでしょう?

分かりにくい方は動画も用意しましたので是非ご覧ください。↓



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