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卒業検定に受かった日

彼がいなくなってから、初めて何かに向けて頑張ったこと。

車の免許を取ることでした。

彼が居た頃は運転は任せていたし、むしろしなくていいとさえ言われていたし、
私もそれに甘えて、機会があったら取ろうかなくらいの気持ちでいました。

田舎の車社会に取り残されて気づく

(私はなんて無力な人間なんだ・・・)

ちょっと駅から離れたところへ行くのが億劫になり、彼の遺した車は使えず人に頼り、重いものはしばらく通販で賄った(お米とか)

そんな環境に耐えかね、彼の車を守りたいという気持ちで発起して通い始めました。

そんな約半年前。

ついに卒業検定を終えました・・・!


仕事しながら通っていたので休みが減って本当に疲れました
若い人に囲まれながら自分も若いふりして参加してるのが本当に学校にいる(いるけど)ようで不思議でしたね

とりあえず一安心。あとは免許センターで試験受けて免許取得です。億劫です。


本当は彼の安全運転に甘えていたかった。

運転している横でぐーぐー寝ていたかったよ。

車酔い酷いのに彼の運転は全く酔わなかったよ。


一人でできることが増える、それは人として成長しているのかもしれないけど、
やらざるを得ない、そんな状況にわたしは少し違和感を覚えていて

彼も卒検に受かった私を見て、もちろん嬉しいけどなんともいえない顔をしているんじゃないかと、ちょっと思ったりした。

お世話好きの彼に頼れるとすれば
今後は事故らないように助けてもらおうと思います。


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