1周忌目前(前向きなときに書いた)

もうすぐ1年
「まだ」1年なのか、「もう」1年なのか。

当初焦るくらい感じていた「彼のためにどうするか」という思考が少なくなって
「今自分がどう感じていて、何をしたいか」を少し考えるようになってきた。

”わたしが悲しんでばかりいたらあの人が辛いから”
”わたしが幸せでいることがきっとあの人も幸せ”

こう考えることは11ヶ月の過程の中で自然なことだったし
彼のために生き続けていると思うことで自分も救われていた。

それでも、なんとなく長く続くであろう先の人生をふと考えたら気が遠くなる。

自分の人生を、「旦那と死に別れた可哀想な一生」にするのは違う気がした。

いつ誰がしんでしまうかわからないと知ったから、いつだって怖くなってしまうけど、ある意味では前よりも丁寧に生きれるのではないか。

旦那さんが先にいってしまった事実は消えないし、私が一生抱えていくことは使命かもしれないと思っている。それは彼のためでもあるけど、遺された自分や旦那の家族のためにそう思う。

忘れるとか、立ち直るとかではない、きっとそんなことは一生ありえない。

ただ、一緒に居る短い間で与えてくれた一生分の愛と

遺してくれたたくさんの縁や教えを胸に

これからも自然に生きていくこと

後悔だらけの私が、唯一彼に顔向けできる方法な気がしている。


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