明けない夜の中で藻掻く日々に。

10年。

これは、私がいじめられていたことが発覚してから主犯に謝罪を受けるまでの年数を数えたものだ。

もうすぐ、11年に数字は変わる。変わってしまう。知らなくていいことを教えたことを恨みながら生きている年数が増えてしまう。

皆が“私の夜は明けている”と思っていても、私は、まだ明けない夜の中にいる。もう明けない夜の中にいる。

主犯、

あなたは今、何をしていますか。

私はあなたを許さない。

あなたに会った時に突きつけられるように、ここに記録を残していく。

忘れていたとて逃さない。

何年かかっても必ず、私が……私のような人が馬鹿を見ないようにしてやる。

首を洗って待っていろ。