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【仏語14ヵ月目】「短いまとまり」を頭の中で扱えるようになるには?

フランス語の勉強も一年と二か月目に入りました。
いつの間にか一年を超えていたんですね。

ちなみに前回の記事はこちら↓
【仏語13か月目】単語帳で勉強するのに必要な下地とは・・・?


さて、今月の目標は「フレーズを頑張ろう」です。
というのも、子ども向けの仏語アニメをみているとき、フランス語字幕を見ながら聞き取れた短い文やフレーズをメモしておくのですが、そのときに『頭の中がギリギリでツラい・・・。もう少し余裕があれば勉強の効率があがるのに・・・』と切実に感じたからです。
そこである程度まとまった固まりを、頭で扱えるようになろうと考えたのです。

というわけで今月も色々と工夫して実験してみました。
すると、頭の中で短いまとまりを扱うのに慣れるいい方法を発見することができたので、興味のある方は読んでみてください。

1、とりあえずフレーズ集の動画を見てみたけど・・・


今月最初に取り組んだのはこのような動画でした。

Learn French With Frencheezi」というチャンネルの、初心者向けのフレーズを集めた動画で、英語でフランス語を解説してくれるタイプです。
フレーズ集のプレイリストはこちらからどうぞ。

よくあるフレーズ集といえばそうなのですが、このチャンネルのいいところは、発音の解説が秀逸で、ネイティブらしい崩し方を教えてくれる点です。

たとえば
Je ne sais pas.(I don't know)
というとき、「ne」のeが落ちて、nだけの発音になる、つまり、
「ジュヌセパ」でなく、「ジュンセパ」のようになる、というふうに教えてくれるのです。
(発音のカタカナ表記はあまり好まないのですが、便宜的に・・・)

『なるほど』と思って、色々な人の発音を気を付けながら聞いてみると、わずかな違いではありますが、確かにそのように発音しているように聞こえます。

とはいえまだ自分はネイティブの発音に近づけるとかいう以前のレベルなわけですが、いずれ発音の改善に本腰をいれたくなったら、この方の発音の解説をまた改めて聞いてみるのもいいかもしれません
発音専用のプレイリストもあるようです。
興味のある方はぜひ。


2、で、目標の「ある程度まとまった固まりを、頭に残しておく」が出来るようになったか?

では、元々の今月の課題である「まとまった固まりを頭で扱えるようになったか」に目を向けてみましょう・・・。

試しに子供向けのアニメをもう一度見てみましたが、正直今までと変わったという感じはあまりしません。
そこで考えました。
『このまま同じ方法で、もっと時間・回数を重ねるべきなのか・・・?それとも「フレーズを叩きこむ」という方法では限界なので、別の方法を試すべきか・・・?』

よくよく考えてみると、「ある程度まとまったフレーズを頭に叩きこむ」というのはこれまでもよくやってきたことです。
それなのに今行き詰っている感覚を覚えているということは、もう少し方法を変えてみた方がいいのかもしれません。

今までの経験から「一生懸命積み重ねているのに行き詰ってしまう・・・」というときは、何かしら「今までとは違う頭の使い方」に気づくことが出来れば、案外あっさり解決することがあると知っているので、
とにかく、もう少し別の工夫をしてみることにしました。


3、「自分で短い文を作ってみる(間違いでもいいから)」が効いた!

というわけで、もう少し角度を変えた脳トレ的なことが必要なのではないか(しかも負担にならない方法で)と考えた結果、

「頭の中で英文が出て来たとき、それをフランス語でも言い換えてみよう!」

と思いつきました。
私は日常生活の中でふと頭に英語が出てきたりするので、それを少しだけ応用してみるのです。


最初はこんな感じでした。
my grand father makes coffee for us every morning(英語)
→ma grand pere faires cafe pour nous chaque matin(頭の中で作った分)
→mon grand père fait du café pour nous chaque matin(、辞書を引きながら訂正した)

この長さの文を自分の頭の中で作れたときは「おお!」と少し感動しました!
といっても、今こうやって記事にする中で辞書を引くと、間違いがまだまだあるわけですが(というか最終的にこれで合ってるかも自信ない)。
しかしながら間違ってるかどうかよりも、むしろ単純に「あ、意外にできるようになっているもんだな」という達成感があり、あと「頭の中の上手く使えていなかった部分をストレッチできた感覚」があったので、とにかくこの方法を数日間続けてみることにしました。


実際に頭の中でやる時は億劫にならないよう、言い方のわからない表現も特に調べるといったことはしない脱力スタイルでやります。
他にはこんな感じでした↓(フランス語はどこまで合ってるかわからないのであしからず・・・)

・目の前のことが一段落ついたときには、
OK, it's done!
→OK, c'est fini!
(←doneという言い方がわからなかったので、聞いたことのある「fini」を使った)

・旅行先で地元の人と話をしているという妄想をしたときには
talking with local people is really fun!
→○○ avec personnes locals est tres interesing!
(←très intéressantのスペルが全然合ってなかったけど、一応音で覚えているっぽいことはわかったので、自分的には合格(合格の基準低め)。
あと、「talking」や「to talk」のように動詞を名詞として使う方法がわからないので、空白のままになってます。
parlerという動詞を元にするのではないかという見当まではつけたのですが、そこから先がわかりませんでした)


というような感じで、かなり適当感が強いですが、とにかくやってみると、これが結構、頭の中でいい感じの手応えがありました。
効果を試すためにまた子供向けアニメを見てみると、以前よりも「まとまりを頭の中に残しておく」ことが出来るようになり、勉強の効率が少しだけよくなった感触が得られました。


これはいい方法を見つけました。
恐らくはどんな形でもいいから、「自分の頭の中で文を作ってみる・使ってみる」ということが大事なのではないでしょうか。
私の場合は英語からフランス語に訳しましたが、ポイントは「訳す」ということにあるのではなく、自分で「作る」「使う」ではないかと。
とにかく「頭の中の今まで使えていなかった部分を、上手くほぐす」ことで行き詰りを少し解消できたのだと思います。



4、まとめ

というわけで今回は

・自分の頭の中で短い表現を作ってみる、自然と短いまとまりを頭の中で扱えるようになるので、勉強の効率が少しずつ上がっていく

という内容でした。
もしみなさんも「基本的な単語を学ぶ」ところからもう一歩先の「短いまとまりを扱えるようになる」という段階に進めないでいるときは、ぜひ試してみてくださいね。

こうやって少しずつ、語学全般を学ぶ効率をよくする方法を見つけて積み重ねるのがこのnoteの目標なので、今回はいい成果が得られてよかったです。
ポルトガル語の方でも、もう少し基本的な語彙が身についてきたら、この「自分の頭の中で分を作ってみる・使ってみる」というやり方を応用してみようと思います。

それでは。

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