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イタリア生活 〜1枚の手織り写真から始まる縁+アペリティーボ🍹〜

突然の出会い

アパートの大家・Mさんのおかげで、ある日突然、サブリナ先生との出会いが生まれました。
実際は、大家さんというより既にお友達であり私の手織りサポーター、そのまたお友達のCちゃんとも親しくなり、3人でアペリティーボを楽しんでいる時の出来事でした。
突然、Mさんがサブリナ先生に電話を掛け、そして私にホイっとスマホを渡したのです!

Cちゃんと私
映え意識ゼロ💦
たぶん同じ年の3人

ちなみに、全員スプリッツを飲んでいますが、全く酔っていませんので。いわゆる酔っ払いは見たことがありません。飲んだ後に車の運転も珍しくないですしね。
イタリアでは公の場で、グデングデンに酔うのは最悪のマナー違反、未成年なら多少多めに見てくれるかもしれませんが、、、。

アペロール・スプリッツ

アペリティーボの定番といえば、アペロール・スプリッツです。今頃気づいたのですが、我が家ではずっとスプリッツ・アペロールと言ってました😅
スプリッツとは、イタリア生まれのカクテルで、特にトレヴィーゾやヴェネツィアで飲まれています。
発泡性ワイン・プロセッコ がトレヴィーゾの名産品なので、これをベースにアペロールやカンパリなどのリキュールを入れます。お隣パドヴァ県生まれの、オレンジ色のアペロールを選択する人がほとんどです。
私はスプリッツ・ビアンコ派です。アペロールもカンパリも入れないため、色はもちろん透明で、甘みもなく、ナチュラルな感じです。これも今頃気づいたのですが、ビアンコの場合はプロセッコではなく、白ワインベースが多いようです。付け合わせは、ほぼポテトチップスが付いてきます。

La Filanda Motta ラ フィランダ モッタ

ヴェネツィア県北のトレヴィーゾ県に位置する元紡績工場で、19世紀半ばに建てられました。
第2次大戦後に閉鎖されましたが、その後修復され、現在もそのスペースは様々な目的で活用されています。

右奥は別の建物・教会です
この建物の内部は
↓↓↓
現在は素敵なホール
紡績工場時代の内部
藤が素敵なこちらの場所は、現在、建築設計事務所


手織り工房

アペリティーボから1か月後、Cちゃんがサブリナ先生の手織り工房に連れて行ってくれました。アポから送迎まで、本当にいつも彼女は親切です。
サブリナ先生の手織り工房は、La Filanda Motta内にあります。

建物内に入ります
階段の壁画がまさにイタリア!
窓からの眺めはヴェネト州の田園風景
様々な卓上織り機
大型織り機レッスンもあります
垂直織り機でマット制作中

イベント

La filanda motta の建物内外を使っての手織りイベント・Ascortando le fibre に、サブリナ先生が招待して下さいました。
今回のテーマはカナパ(ヘンプ)という素材。60年前からしばらくの間、全く栽培されていなかったようですが、近年欧州各地で栽培され、イタリアでも再開。
カナパのパスタやピザもあるようです、麻薬成分はゼロとのことです。
手織り雑誌、そこに載っている生地サンプルも見ることができました。
幾つかの作品は、il filo delle idee(@lan.lana2016) • Instagram写真と動画に投稿しております。

この手織り雑誌の編集者にも
サブリナ先生が引き合わせて下さいました
お名刺によると、本拠地はやはりフィレンツェ
建物外に置かれた大型木枠
乾杯も芝生の上で行われました

手織り繋がり

何度訪れても私には特別な場所、でも、ありふた普通の日常が満載なんです。
例えば、最後にお邪魔した日の出来事。
tetof1608で購入した有松絞り(手蜘蛛絞り)をプレゼント、ものすごく喜んで下さり、お返しに、カシミヤの手織りミニマフラーを頂きました!
この日もCちゃんが送るよと言ってくれましたが、何となく一人で行くことに。それを知ったサブリナ先生が最寄り駅まで迎えに来て、帰りはストールを買いに来られたご夫婦に、私を自宅まで送って欲しいと頼んで下さいました。
手織りがきっかけでこのように繋がっていくとは、思いもよらないことでした。ただ、企業駐在員の家族とはいえ移民の1人である私が、その土地に根を張るには、まずは自分のことを知って頂かなくてはなりません。
Mさんの奥さんに見せた1枚の手織り写真、全てはここから始まりました。

フィランダ内の樹木
横から見ると、こんなにスリム
ところが前からみると😲
イタリアで本当に面白いのは日常生活!



最後までお読み下さり、ありがとうございました (^ε^)-☆Chu!!

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