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【個人事業主の確定申告】住宅ローン控除が複数&別年度になった事例

概要

2022年度分(令和4年度分)の確定申告で困った事、調べて解決したことなどがありましたので結果を簡単にまとめました。
e-taxで申請してから2週間ほどで還付されたので、レアな申告ケースの成功パターンとして参考までにどうぞ!

調べても解決方法が出てこなかった住宅ローン控除(複数の住宅ローン控除・異なる年度)を中心に記載しています。

申告者の属性

2014年から個人事業主として毎年確定申告をしています。
2021年に中古マンションを購入、住宅ローンを組みました。
2022年にマンションのリフォームが完了、2本目の住宅ローンを組みました。

令和4(2022)年度分確定申告の内容

今回の確定申告に含まれていたのは、主に次の項目です。

  • 事業売上

  • 国民健康保険・国民年金・小規模事業共済

  • 地震保険・生命保険

  • 固定資産の減価償却

  • 源泉徴収の還付

  • 住宅ローン控除(2年め) 中古マンション

  • 住宅ローン控除(初回) リフォーム

事業売上や各種保険については通常通りです。freeeで経理をしていますが、毎年のことなので特に問題ありません。固定資産は登録しておけば、かってに減価償却した額を計算して出してくれます。
源泉徴収については、対象となる売上から計算しました。Misocaで源泉徴収額を計算できるので、その金額と入金額をつきあわせて金額を計算しています。計算は、1月1日~12月31日の請求日ベースで、その金額に対する税抜き金額の10.21パーセントとなります(ただし、一定の金額を超えると別の計算式になります)。

ややこしいのが住宅ローン控除でした。
令和3年の秋に中古マンションを購入し、住宅ローンを組みました。購入と同時にリフォームを行いました。リフォームの完了・融資実行が年度をまたいで令和4年の1月となり、中古マンションの住宅ローンの年度と、リフォームの住宅ローンの年度が異なってしまう事態になってしまったのです。

年度が異なるパターンの住宅ローン控除の適用の申請の仕方については、Googleも税務署のWebサイトも、ChatGPTでも正しい解答を得られませんでした。

以下、実際に申告して還付された令和4年度の内容の一例となります。ご参考までに。

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