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ADHDさんは英語の参考書を最大4冊に絞ろう

(以下の内容は、既卒者の英語学習者について書いたもので、受験生や外国語を学んでいる学生さんには当てはまりませんのでご了承ください)

ゆうです。

飽きっぽいADHDさんの本棚には、手をつけていないたくさんの参考書(問題集を含む)があります。

世の中には英語の教材があふれています。書店に行くと、英語本は1つの棚を占領し、大きな書店だと、英語本専用の広いコーナーさえあります。これだけ多くの英語本があるにもかかわらず、毎月新しい本が出ます。

私も、英語をガチで勉強していたときは、書店に行くたびに英語コーナーをチェックし、新しい参考書を買い、数ページ手をつけ、別の参考書を見つけて買い・・・を繰り返し、本棚はほとんど手を付けていない参考書だらけになりました。単語帳だけで10冊以上ありました。

家中が参考書であふれているので、ある単語帳を勉強していると、別の単語帳が気になり、集中できませんでした。

気が散りやすいADHDさんにとっては

教材をたくさん持つことは英語学習に逆効果

となるのです。

参考書をたくさん買うことのデメリットとして、お金の浪費が挙げられますが、最大のデメリットは

たくさん参考書があるため気が散って1冊に集中できない

です。

また、本を買っただけで英語を勉強した気分になります。

さらには、手をつけていないたくさんの参考書の山を見て「私はダメな人間だ・・・」と気分が落ち込むことも。

このため、ADHDさんは、教材の数を3、4冊にしぼることをオススメします。

基本は、

単語帳1冊
文法書1冊
試験対策本(TOEICや英検)1冊
+電子辞書

です。

このほか、会話を伸ばしたなら、会話本1冊、リスニングを伸ばしたいならリスニング本1冊、ライティングを伸ばしたいならライティング本1冊を追加してもよいでしょう。

最大で4冊です。

欲しい参考書がある場合は、手持ちの参考書の1冊を終わらせてから買いましょう。手持ちの参考書が、レベルが合わないなど、学習に効果的ではないと感じられる場合は、その本を手放してから新しい参考書を買いましょう。

現在たくさんの参考書を持っている人は、手持ちの本の中から基本書4冊を決めて、ほかの本は、手放すか、目に見えないところにしまいましょう。

先日、済東鉄腸さんの『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』を読みました。

現在日本で入手できるルーマニア語の本は3冊しかないそうです。済東鉄腸さんはその3冊を手がかりにルーマニア現地に行かずに日本でルーマニア語を完全独学し、ルーマニア語小説を書く作家としてデビューをしました。もちろん、著書を読めば、済東鉄腸さんは日本語と英語の運用能力が元々卓越していたことがわかるのですが、それ以外に、教材が少ないことがプラスに働いているように感じました。

ADHDさん・ADHD傾向のある方向けに、英語学習相談を受け付けています。


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