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持続可能な紙、FSCの普及

初めてスープストック東京に入って、注文方法がよく分からずウロウロし、やっと席に着いて、食べようと思ったときに、これを見つけました。
FSC認証マークは、こう言うところにもよく見るようになりましたね。
思い起こせば約10年前、WWF Japsnと、課題を共有した企業5社が集まって「持続可能な紙利用のためのコンソーシアム」を作った頃には、ここまでFSC認証が身近になるとは想像もできませんでした。当時は、CSRレポートに使うのが精々で、ようやく名刺や封筒でなんとかなりかけた頃でした。
WWFの皆さん、コンソーシアム設立メンバー企業である味の素、三井住友信託銀行、ソニー、JSRの皆さん、実務でお取引様を説得してくれたキリンの調達部門の面々には、本当に感謝です。その後参加されて活動していただいたニコンや花王、カシオ、イオンといった企業の方々にも本当に助けられました。

2020年には、紙容器全てがFSC認証紙に切り替わっています。厳しいEU森林破壊防止規則(EUDR)の運用が開始され、更に厳しい規制がくることが明らかになっている中で、対象となる紙が既に全て問題ないと示せる紙に切り替わっていることへの安心感は、なにものにも変え難いものと言えます。
企業のレジリエンスに貢献し、社会にも貢献できる仕事に関われたのは幸運でした。

スープストック

食事や買い物のたびに、あらゆる商品や容器、その他の紙にもFSC認証マークを見つけることができて、毎回、努力したことの成果を見ることができるのは気持ちの良いものです。つくづく仕事に恵まれたと思います。