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フラメンコのーと💃 〜セビジャーナスSevillanas②〜 (2023年11月10日)

目指せ!
セビリアの春祭りでセビジャーナスをカッコよく踊る💃🏻🕺🏻編



今回のテーマは

「音を聞き分ける」

です


前回はセビジャーナスの背景を説明をしました

では実際のセビジャーナスとはどういうものであるか

というと


💃こんな感じ💃


基本的にはペアになって踊ることが多いですが

一人でも踊れますし

複数人でも踊れます


カスタネットを使う人も

よく見かけます



以前出てきたフラメンコの木でいうと


セビジャーナスは木の外
(諸説はあります)

これがセビジャーナスが

フラメンコか否か

と議論される所以です


音楽的にいうとセビジャーナスは

「民謡(ファンダンゴ)」のカテゴリーに

入れられることが多いです



セビジャーナスのリズムは

頭にアクセントがある3拍子


なので例の

ぶんちゃっちゃ〜
●◯◯

形式です

そしてフラメンコの3拍子系のものは

基本的に6拍が1セットなので

ぶんちゃっちゃ〜ぶんちゃっちゃ〜
●◯◯●◯◯

セビジャーナスの基本ユニットになります




踊りの側面で見ると

もちろんプロの踊り子さんの手にかかると

芸術全開💃になりますが


セビジャーナスは元々

お祭りで踊るもの


よって参加して楽しむものと

位置付けされています


それ故セビジャーナスは

「スペインの盆踊り」

という表現が

一番しっくりくるのです


なのでまずは

音にのって動けることを目指しましょう😊


その為に必要なことは

まずは曲を理解することだと思います


インターネット上でも

”Sevillanas”  とか ”セビジャーナス”
(セビリャーナスと呼ぶ呼び方もあります)


と検索すると

いろいろな音源や動画が上がっています


参考までにこちらは

ストリートパフォーマンスのセビジャーナスです


ギターのコード進行を聞いてもらうと分かる通り

前奏で3拍ずつの音を繰り返して

この状態で歌と踊りが始まるのを待っています


踊りの準備が出来たな〜って頃に


ちょっと違う感じの区切りの締めを弾いて

カンテが歌い始めます


カンテが歌うセビジャーナスの歌詞は

山のようにあるけれど


日本でよく聞かれるものとしては

♬ ビバ・セビジャーナス〜
♬ パッサ・ラ・ビーダ〜
♬ ミラ・ラ・カラ〜

という感じで歌い出す3つですかね🤔
(カンテさんに聞くともっとある〜と言われるかもしれないけど)


そしてこれらの歌詞をカンテさんが歌いだすと

1.5コンパス聞いた後に

踊りの人たちが動き出します


そう

最初に習うものなのに、

スペインの子供も見よう見まねで踊るはずなのに、


日本人にとってなぜ難しいかというと

「1.5」

なんですよ


なにこの

「.5」 って〜😭

てなるんです


つまり

ぶんちゃっちゃ〜ぶんちゃっちゃ〜 ぶんちゃっちゃ〜👣
●◯◯●◯◯ ●◯◯👣

の👣のとこから

踊りが始まるんです

この感覚に馴染むまで

結構時間がかかるんですよ


なのでフラメンコは難しいって言われるんです


ちなみに動き始めたあとは

残りの0.5 + 次の 0.5 で1コンパスとして
●◯◯+●◯◯

なんとなくズレた感じのまま進んで


最後は

”ぶん●(1カウント目)”で止まるという


なんとも日本人には

不思議な音取りなんです


歌は一番から四番まであって

それぞれちょっとずつ違いが有るのですが


でも大丈夫!

究極を言うと

始まりと、立ち位置交換と、終わり

が理解できていれば

セビジャーナスは踊れるんです


なのでまずは

よくよく音楽を聞いてみて下さい

これがセビジャーナスを踊るための

第一歩です✊




次回は

踊る為に重要な

「立ち位置交換」

について説明します🙂

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