読書記録:まんがで身につく アドラー 明日を変える心理学

アドラー心理学をストーリー仕立てでまとめた本です。

まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学―――誰でも3日で変われる。(Business ComicSeries)

非常に読みやすい本で、要点もまとまっているうえ、漫画のストーリーが終わってから要点だけをまとめて解説するページもあるので、理解及び本の内容の復習に適した構成であると思いました。

内容は、
1.優越感と劣等感
2.ライフタスク(仕事・交友・愛)
3.課題の分離(自分・相手・共同)
4.家族会議(生活をともにする相手と、”I”メッセージで会話する)
5.無意識下の意味づけ
6.ライフスタイル(役割)
7.不完全である勇気
8.Social Interest(社会に対する興味を持つ)
といった感じです。

P199でもまとめられており、引用すると
・勇気を持つこと
・自分で決めること
・責任を持つこと
・協力すること
・人を大切にすること
・人の役に立つことなどを通じて幸せを築くこと
とされています。

「精神科医が見つけた 3つの幸福」https://note.com/lamura/n/na267e09bdb88
の内容と同じような感じですね。全体的に。

当たり前なのですが、他者は他者であり、他者の感情は分からない。
自分が思っていることなのに、相手主体で会話を進めようとしてしまう(私はこんなに頑張っているのに、なんで貴方は〇〇してくれないの?、など)。
自分に能力はあるのに、無いものねだりをしてしまう。
だって私がやらないと、と周りのせいにしてしまう。

他者の感情はわからないので、勝手に思い込まないで、自分の立場でものを申す
社会をみて、自分ができることを理解し、やりたいことを選択していることを理解する
そういうことが大切なのだな、と感じることができた本だったと思いました。


樺沢紫苑氏の著作と照らすと、
勇気を持つ、自分で決める によってドーパミン的幸福を持ち
人を大切にする、協力をする によってオキシトシン的幸福を保ち
責任をもつ によって高次欲求(マズロー)を達成する
ということなのかなあ、と思っています。

やはり重要なのは、
●コンフォートゾーン(今居て苦痛がないところ)から少しだけ出ることによって、できることを増やすなどして達成感を味わう(自己成長)こと
●人と協力する、人への優しさを持つこと
が大切なのですね。健康のためにも、自分の幸せのためにも。

コンフォートゾーンを出て、ちょっとできることを増やす、ことしはこれに取り組みたいと思います。

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