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眞葛ミュージアムと反省

🍵眞葛焼を心から愛するnoteに、ようこそお越しくださいました🥰

🍵最近呆然と過ごしておりまして、普及活動の眞葛焼青春小説が受賞していない可能性を踏まえ、今から更なる推敲をして再応募しようと思っているのですが筆が乗らず……😢😢

🍵先月の16日に、友人と眞葛ミュージアムに行ってきました。呆然としている理由のお話は楽しい画像たちの後にいたしましょう。

🔔後半のお見苦しい部分を見たくない方は
画像だけさらっと見て離脱してくださいまし🔔

楽しい画像


はぁ~眼福……歴代香山の作品て、飽くなき好奇心と遊び心の中にも品があって、いつまでも見ていられます💗

さて。

現状のお話をします

眞葛焼の普及活動が芳しくない焦りから、リサイクル粘土というアイデアに飛びついた私ですが、実際眞葛焼とリサイクル粘土の関連性はかなり遠く、

『眞葛焼に固執する必要はあるの?新しい窯を自分で作った方が早いし楽じゃない?』

リサイクル粘土研究発案者の安諸一朗さま

とアドバイスされ、

『眞葛焼ではなく、現在後継者を求めている民窯の為に尽力した方がいいのでは?』

「リサイクル粘土で新・眞葛焼を」のアイデア発案者さま

というご意見も頂きました。

追い打ちをかけるように、宮川香山美少女化漫画の作画を担ってくれるはずだった友人も荷が重いとのことで、

『適任者は他にいると思う。降ろさせて欲しい』

宮川香山美少女化の発案者の友人

という趣旨の、とても気を遣った長文の連絡が😭😭
協力者が増えるどころか、活動を続けるほど困難にぶち当たる。

眞葛ミュージアムに同伴してくれた友人からのお断わりのラインは、
強い熱意を伝えれば伝えるほど、人は引いてしまうという示唆でした。

私が眞葛焼に固執しているのは、一重に思い出です。

  • 幼い頃、母と訪れた美術館で私の心を射抜いた蟹の高浮彫。

  • 高校時代、高浮彫に取り組み受賞し自信と誇りを持てたこと。

  • 普段は面会を断っている宮川家ご当主さまが、私に会って話を聞いて下さったご恩。

  • 眞葛焼最大の功労者、山本さまに、少しでも期待してもらえたご恩。

でも、思い出じゃ人は動かないんです。情熱だけじゃ人の心を打つことはできないんです。
安諸さんはリサイクル粘土を今後主導するのは行政であり政府だと仰いました。相応の利益を提示できれば人は動くと暗に言っていました。
行政に納得させ、利益を生み出す具体的なアイデアが必要です。例え個人の作陶家より実益重視の施政者でも、彼らを味方に付け納得させなければ眞葛焼の再興は叶いません。

既に、横浜焼の大半は消えて忘れ去られました。眞葛焼の他にも、多くの天才的な陶画工や陶工たちが横浜に集まっていたのに。
なぜ眞葛焼なのか?なぜマクズ・ウェアじゃないとダメなのか。
その根拠が今は弱いのです。
それでこの頃気が抜けてしまい、呆然としています。

宮川家現当主の眞さんが継がないと決めたのはとても潔い英断だったのです。そして眞さんが復興を望まない事もまた、先祖の誇りを守るための最善の判断です。私が醜くあがくのは望んでいらっしゃらないかもしれない。リサイクル粘土を受け入れてくれる可能性も甚だ低いと思われます。

  1. 私はこれから、今月10日に、横浜市内でかなりの規模を誇る横浜陶芸センターに行き、そこの運営の方と講師の方に、横浜の個人作陶家さんたちに横の繋がりがあるのか、そして横浜の陶芸の未来とリサイクル粘土についてどう思うかを聞きたいと思います。

  2. その後で一件一件横浜で活動している作陶家の方々にお話を聞いて、可能なら定期的に足を運び信頼関係を一から築いて、横浜の陶の未来への危機感を共有していきたい。

  3. もしこれ(信頼関係の構築とコミュニティの発足)が実現したのなら、今度は神奈川県立産業技術総合研究所に行って横浜が現在取り組んでいるゼロ・カーボン・ヨコハマのプロジェクトにリサイクル粘土による横浜焼のアイデアを持ち込みたいと伝え、ご意見をもらう。

  4. コミュニティに基づいた横浜作陶会(仮)の活動内容に「横浜ECOリサイクル陶器(仮)」という試みを続けてもらい、軌道に乗ればボランティア団体として正式登録し、会員同士の交流と会議も兼ねた茶話会を行い、議事録なども作り、計画書や企画書を作って行政に申請し、継続的な助成金をもらい、その資金で眞葛焼を始めとする横浜焼の普及啓発を行う。

こういうフローなのですが、これまた肝要であり続ける仲間集めに苦労しそうです。現在の横浜の陶作家さん方は恐らく大半が独学で、個人プレーを好む人たちでしょう。陶を好み探求するとは、自分と静謐に向き合える人の方が、適正があるからです。
利益を出せるという確約を、横浜の個人の作陶家の人たちに提示することが今はできません。私個人の人となりを知った上で泣き落としできるなんてムシのいい妄想は持ちません。

リサイクル粘土のアイデアを下さった大恩あるHamsaさんから、

『悩む時は悩む時の実相あり怠ける時は怠ける時の実相あり成功する時は成功する時の実相あり』

と伺っております。私は怠けてはいませんが、貧しくも生きるため働いている実情推し活に全ての時間を注げるわけではありません。私の生活の安全を確保した上で、自分とご縁のある眞葛焼とリサイクル粘土を繋げる努力をしていきたいと思います。

成功の実相が見えるまで、そして見えた後のことまで私は初志貫徹、大好きな香山翁の為に自分に出来ることを尽くします。




今日はなんだか情けない事も言ってお恥ずかしいです。
もう本当に弱音吐きたくてしょうがないです。
正直、各地に足を運ぶ交通費を捻出するのも困難です。陶芸教室も毎度見学では申し訳ないから体験費を支払い、交流のための交際費、しかもそれが全て実るとも限らない手さぐり。もう本当に涙が出ますよ。安諸さんが仰った実行の資質「社会的地位、充分な財力、人を見抜く力」本当に真理です。あまりに的確なご指摘で、自分の無能さを痛感すると同時に、信頼出来るお方だと思いました。


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