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カナダに滞在した話

2023年7月8日~8月7日にかけて、カナダのビクトリアというところに滞在した。コロナ禍以降では初めて、そして自身にとって過去最長となる海外滞在となった。
今回はホームステイでの滞在であったため、ホテル生活では体験しづらい現地の生活というものを1ヶ月だけ経験してきた。その間に気づいたこと、思い出深かったことを挙げていきたい。

ビクトリアについて

まずビクトリアがマイナーすぎるので補足。
ビクトリアはバンクーバーから海を挟んだ隣にある、人口9万人ほどの小さな都市である。英国統治時代の面影が残っているのが特徴。

「バンクーバー島」にビクトリアがある
「ビクトリア島」ではないのが謎
海沿いにある風光明媚な街
奥にあるのは州議事堂


シンプルに気候が快適

北半球に位置するので、滞在した7,8月は当然真夏だったのだが、最低気温12℃、最高気温25℃くらいで尚且つ乾燥していたためとても快適。1ヶ月滞在して雨が降ったのは1日だけ、それも小雨で割とすぐ止んだ。
帰国した当初はめちゃくちゃ蒸し暑すぎて、日本の気候をかなり恨めしく思ったりもした。

1週間ずっと晴れ


生きていたサークルK

日本では青と緑のコンビニによって駆逐されてしまったが、カナダではまだ生きていた。ロゴが日本とは微妙に違うが、元気で生きていることに安心した。
調べたら、サークルKは1951年に米国で生まれ、その後全世界にフランチャイズ展開していって広まったらしい。日本含め撤退してしまったところもあるが、世界的にみるとまだまだ現役で稼働している国が多い。

見覚えのあるロゴ

日本では見たことがなかったサークルKのグッズも売っており、思わず飛びついてしまった。10CAD(約1,100円)のタンブラーだが、1杯2CADのコーヒーチケットが6枚付いており、元が取れる値段設定になってしまっている。

シンプルなデザイン


物価が馬鹿みたいに高い

とにかく高い。元々物価高気味だったのに加えて円安が追い討ちをかけている。お菓子やジュースをセブンイレブンやサークルKで買おうとすると日本の2倍くらいする。レストランだと一食当たり平気で2,000-3,000円くらい行く。
一応、1ドルショップという、日本でいうところの100円ショップみたいな店もあり、ちょっとしたお菓子や日用品などを買うときは重宝した。

500mLのコカコーラが1本約350円

なにより一番高いと思ったのが日本の漫画の英訳版で、日本の約3倍ほどする。版権のロイヤリティや翻訳にかかるコストを考慮してもあまりに高すぎないか???と思ったが、シュタゲ0(3巻完結)がちょうど3冊揃っているのを発見してしまったので、思わず飛びついてしまった。
シュタゲ以外にも漫画や旅行誌など購入したので計8冊に到達し、購入金額は約2万円となった。ちなみに総重量が約3kgもあり、帰りの飛行機で重量制限に引っかかる一因となった。

3冊で102CAD(約11,000円)


名物料理、全然なし

街全体が観光地ということもあってレストランは多いのだが、日本料理や韓国料理、あるいはマクドナルドなどファストフード店ばかりで、カナダ料理と言えるレストランが見つからない。
現地の友人に教えてもらった「プーチン(Poutine)」が郷土料理らしい。ジャンクフードなので郷土料理っぽくない。
カナダは多国籍が集まる国なので、郷土料理と言えるものはほとんど無いのかもしれない。

Poutine
フライドポテトに、グレイビーソースとチーズをかけたもの

「カナダならメープルシロップが名物なのでは?」という声が上がるかもしれないが、外国人向けの土産屋で売っているだけで、地元のスーパーやレストランではほとんど扱っていない。(地元消費があまりなく外国向けに売り出しているものを名物と言っていいのかは謎)


あまりに身近すぎる大麻の存在

滞在していて一番びっくりしたことである。
現地到着して2日目に地元のパレードみたいなものを見に行ったが、その一角で大麻愛好者と思しき集団がパレードをしていた。国旗のメープルリーフを大麻草に置き換えたのは洒落ているが、到着2日目にしてすごいものを見せられたなと思った。(ヘッダ画像のやつ)

街中には大麻器具を扱う店もあった。理科の実験器具にしか見えない。

街中にある専門店

そしてホームステイでの同居人に教えてもらって知ったのだが、ホームステイ先の庭で大麻が栽培されていたのである。庭の中に自然に溶け込んでいたので、言われるまで気づかなかった。カナダは大麻合法なので栽培されていても不思議ではないのだが、まさかこんな身近にあるとは思わなかった。
そして勿論というべきか、家主が大麻愛好者だった。家の周辺で、臭くはないけど独特のツンとした匂いが漂うことが多かったが、それがおそらく大麻の香りなのだろう。大麻やらないかと誘われなかったことが幸運というべきかなんというか。
大麻特有の香りは街中のメインストリート沿いでも漂っていて、そういった場所の歩道脇には物乞いがいたり中毒者が横たわっていたりする。夜間は中毒者や浮浪者がさらに増える。大麻合法国家の暗部である。

滞在先のお庭、ニワトリは置物
毎日目にしていた植物



久々に海外に行って、そして1ヶ月間現地で滞在して色々とびっくりさせられた。しかし、これこそまさに海外という感じがして楽しくも興味深くもあった。さあ次はどこに行こうか。

海外でもアクスタは手放せなくなってしまった

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