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ちょっとだけ前向きな言葉(177・178)

●周りが好きなものだらけなのと嫌いななものだらけなのでは天国と地獄ほどの差があるものです。嫌うのは自分自身の心持ちでいくらでも減らせるはず。

 もし周りが好きなもので満たされている環境に身を置けば喜びや幸福はひとしおだろうし、周りが嫌いなもので満たされている場合、不幸すら感じるのではないだろうか。要は環境一つで感じ方がまるで違ってくるということだ。

 嫌いなものを減らすことは、自分自身の心の持ち方によって実現可能なはずだ。我々の心の状態や考え方は、物事の捉え方や評価に大きな影響を与える。もし嫌いなものに焦点を当て、それに対して否定的な感情を抱くのであれば、不満や苦痛は増えていく一方だ。

 一方で、嫌いなものに対して心の持ち方を変え、よりポジティブな感情や受容の姿勢を持てば不快感や苦痛を減らすことができるはずである。嫌いなものに対して柔軟な心を持ち、積極的に捉えることで、自分の幸福感や心の安定を向上させることができる。

いかなる時にもポジティブでありたいもの

 周りの状況や好き嫌いに左右されずに、自分自身の心の持ち方を変えることで幸福感や心の安定を築くことができることにもっと気づくべきである。嫌いなものに固執せず、ポジティブな視点や受容の姿勢を持つことで心の状態を改善し、より充実した人生を送れるはずである。


●多少の憎しみは前向きになるエネルギー源。しかし突き進めたら必ず最後は破滅で終わる。


 憎しみや敵意のような感情がエネルギーとして行動を促し、自己主張や困難への立ち向かいにおいて前向きな力となることがある。憎しみは怒りや執念といった感情を引き起こし、そのエネルギーが自己目標の達成や自己防衛に役立つこともある。

 しかしそのような憎しみや敵意に取り憑かれて突き進んでいくことは最終的には破滅への道を進んでいるとも言い得る。憎しみや敵意は感情的で暴力的な行動や攻撃的な態度を引き起こす可能性があり、結果として他人や自分自身に害をもたらす結果を招きがちだ。

 また、憎しみや敵意に固執することは、自己の心にも負の影響を与える。常に憎しみや敵意に満ちた思考や感情を抱き続けることは、心の平和や幸福感を阻害し、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性もある。

憎しみを抱き続けることは得策ではない。人を呪わば穴二つだ

 したがって、憎しみや敵意は一時的には前向きなエネルギーとなり得るものの、それに取り憑かれて突き進んでいくと最終的には破滅につながるものだと考えて良いと思う。憎しみや敵意を持つこと自体が否定されるわけではないが、それを管理し、健全な範囲で利用することが重要だ。自己制御やバランスを保ちながら、より建設的な方法や前向きな感情を育み、自分自身と他人を破滅から守ることが求められる。しかしながらできることならばそのような負の要素を胸に秘めながら生きていくよりは他の手段を考えたほうがずっと賢明だとも思う■

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