ちょっとだけ前向きな言葉（１８５・１８６）
●人の一生でどうしても許せない人は多くて三人。大半は時の流れがどうでもいい人に変えてくれる。
人は誰しも人生の中で傷ついたり、怒ったり、悲しんだりする経験をするものだ。そしてその経験が原因でどうしても許せない人ができることも多々あるもの。しかし時間が経つにつれてその人のことがどうでもよくなることが大半だ。
人は時間が経つにつれて物事を見る視点が変わってくるものだ。若い頃は自分のことしか考えられず相手の気持ちが理解できないこともありがちだが、年を重ねるにつれて相手の気持ちが理解できるようになり、許すこともできるようになる。それにも時間が必要だ。しかし大抵の許し難い人物はその時間を経て相手の立場で考える機会を幾度となく過ごすことでいつまでも根に持つのが馬鹿らしく感じてくる者だ。
また、人は時間が経つにつれて自分の人生を見つめ直すようになる。それにつれ自分の人生の中でどうしても許せない人というのは、取るに足らぬ存在でしかないことに気づくものである。
無論のことどうしても許せない人というのは誰にでもある。しかし、その人を許すことで自分自身が楽になると長い経験を経た後に悟るものである。許すことは自分自身を解放すること。許すことで自分の人生をより豊かにすることができると確信できたとき改めて人を許すこともできるのだと思う。
●明るい場所と気分でより前向きな発想が生まれてくる。
明るい場所にいると光や色彩の明るさによって視覚的に刺激を受ける。明るさが心地よく感じられると脳内の神経伝達物質やホルモンの分泌にも影響を与えるという研究結果もあるらしい。明るい場所での感覚は気分を明るくさせ、一般的には前向きな感情や思考が増える傾向があるそうだ。
明るい場所にいることによって、心理的な快適さや安心感が生まれることもある。この状態でストレスやネガティブな感情は軽減され、代わりに楽観的な気分や前向きな思考が浮かび易くなる。明るさによる視覚的な刺激は、我々の意識や情緒に直接的な影響を与え、ポジティブな状態を促進する。
また、明るい場所にいることは、社交的な環境や明るい雰囲気とも関連している。人々が集まり、活気や笑い声がある場所では、自然とポジティブな気分が生まれやすくなるものだ。明るく活気のある雰囲気に触れることで、自分自身もより前向きな気持ちになる。
以上を踏まえて考えると自分の心の状態を明るく保つためには、明るい場所に身を置くことや明るい活動を選ぶことが有益であると言える■
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