ちょっとだけ前向きな言葉(169・170)
●友達の数の自慢は度が過ぎると虚しく響く。人生に欠かすことのできない友達の数は多過ぎる必要はない。
友達の数を自慢することは、他人に対して自分が社交的であることをアピールする一方で、それが度を超えると逆効果となり得る恐れもある。友達の数が多いことだけが人間関係の質や深さを示すわけではなく、むしろ虚しい結果を招く可能性があるからだ。
陳腐な言葉に思われるかも知れないけど、真の友人とは信頼関係や支え合いのある関係であり、数ではなく質が重要だ。友達の数が多過ぎればその全員と深い関係を築くことは難しくなる。そして一人一人に対し誠実に接することも難しくなっていく。そして人間関係を維持するためには、時間やエネルギーを分散させる必要も生じてくる。
したがって、人生において本当に欠かせない友達の数は多過ぎる必要はなく、むしろ大きく見せることは却って友人を大切にしているのかどうか疑われる可能性さえある。少数の親しい友人との絆を大切にし、互いに支え合い、信頼できる関係を築くことを心がければそれほど友人の数は増えなくても致し方ないことである。友人の数よりも、友情の質と深さに焦点を当てることが、より豊かな人間関係を築くためのポイントとなるはずだ。
●あなたが本当に信じられる人は多分「信じてくれ」なんて一言もあなたには言ったことがないはずだ。
真の信頼関係では百の言葉よりも一つの誠実な行動が重要だ。信頼できる人々は言葉ではなく実際の行動でその信頼を示す傾向がある。言葉だけでなく支えや応援を提供し、信じ続けることで信頼は示されるものである。
もし本当に信じられる人がいるのであれば、彼らは言葉に頼ることなく支え、助け、成功や幸福を願ってくれるだろう。信頼と絆を構築するために行動を起こし、あなたが困難な時に手を差し伸べることで信頼を示してくれるはずだ。
したがって、もし「信じてくれ」という言葉が一切ないとしても、それはあなたを本当に信頼している人々が存在しないことを意味するのではなく、むしろ彼らが言葉に頼らず、実際の行動で信頼を示している可能性が高いことを示唆している。真の信頼は、往々にして言葉ではなく相互の支えや関心を通じて構築されるものである■
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