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信用されなければ、理解はできない〜白露〜

まだまだ残暑ではありますが、朝晩はだいぶ過ごしやすくなりました。
昨日は「白露」。「陰気ようやく重なりて、露こごりて白色となればなり」(暦便覧)にあるように、大気が冷え込むようになり、草木に朝露が宿る時季。
本格的な秋も間近です。

こんばんは、大野です。

今、さまざまな企業で、「人を育てられる人を育てる」ことが喫緊の課題になっています。

皆さまの会社ではいかがでしょうか。

こうした流れを受けて、今回「指導力向上研修」の体験会をオンラインで実施することにいたしました。

  ・若手社員の傾向とは  
  ・指導のポイント

など、実際の研修内容の一部をご体験いただけますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。


日  時:2022年10月7日(金)10:00-11:00 (1時間)
費  用:無料
定  員:10名(先着順)
会  場:Zoomにて
     (お申込いただいた方に、追ってリンクをお送りいたします)
申込方法:こちらのリンクからお申込ください
     https://forms.gle/xY5f4pHr41qxU8Cv9

皆さまのご参加をお待ちしております。

信用されなければ、理解はできない

「若手の考えていることがよくわからない」

そう嘆く管理職。

御社にもいらっしゃいませんか?

若手社員が何を考えているのか知ろうとして、一生懸命問いかけをするも、返ってくるのは当たり障りのない回答だけ。

そんなことが聞きたいのではない。

かといって、こちらから何も聞かなければ、若手の方からタイムリーに報告や相談があるわけでもない。

そんな悩み、ありませんか?

でも、これって、よく考えると当たり前のことなんです(笑)

そもそも、人は信用していない相手に自分の考えを話そうとは思いません。

特に利害関係者であれば、やたらなことは言えません。

ご自身に当てはめて考えてみてください。


そうですよね。

つまり、若手の考えを把握できていない上司は、残念ながら単に若手から信用されていないのです。

私の帝国ホテル時代、人材育成部に営業部から異動してきた若手の後輩がいました。

営業部の課長から「泣く泣く優秀な部下を手放したんだから、くれぐれもよろしくね」とのこと。

実際に仕事をしてみても、対応は的確、スピードは早い。安心して仕事を任せることができました。

しかし、ある時、珍しく何か悩んでいる様子。

話を聴こうと色々と質問をしましたが、なかなか思うように話してくれない・・・。

そこで私は、自分がかつて悩んでいた経験を、自分から少しずつ話すようにしました。

その結果、彼女は「実は…」と今まで話してくれなかった悩みや不安を吐露してくれるようになったのです。


人には、返報性の法則がはたらきます。

「返報性の法則」とは、相手が何かしてくれたりすると、お返しをしたくなる心理現象のことです。

つまり、相手に何か話してもらいたければ、自分から自己開示をすることが大事なのです。

この繰り返しが、信用を積み重ねることにつながるのです。


結局全ては、自分のアウトプットの結果を受け取っているだけなのだと実感します。

相手が挨拶してこないと思ったら、自分がちゃんと挨拶しているかを問うことです。相手が話してくれないと思ったら、自分が相手に話しているかを觀ましょう。


うまくいかない時こそ、日頃の自分を振り返るチャンスですね。

本日の問い

  • うまくいかないのは、誰のせいですか?

  • 得たい結果を得られるようなアウトプットをしていますか?

最後に

こうした内容は、「指導力向上研修」でも具体的な実践方法とともにお伝えしています。

管理職の育成に課題をお持ちの経営者の方、人事担当者の方、ご興味のある方、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。

https://lala-sunshine.com/contact/


本日のニュースレターはここまでです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

笑顔と感謝で溢れた毎日を!

大野加奈

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