大人の背中
夏を感じさせる陽気になってきましたね。
立夏(りっか) 5月5日〜5月20日ごろ
野山には新緑が青々と萌え、徐々に夏めいてくるころ。
春分と夏至のちょうど中間にあたり、この日から立秋の前日までが暦上の夏季です。
気持ちのよい五月晴れが続き、一年で最も過ごしやすくさわやかな季節です。
この時季に新緑の間を抜けてくる心地よい風を「薫風(くんぷう)」というそうです。
花でいうと、沢山の種類のツツジが彩りを見せてくれます。
5月に日本各地でつつじまつりが行われます。
食べ物では、そら豆、たけのこ、苺が旬を迎えます。
こんにちは、大野です。
4月の新入社員研修の登壇以降、様々な企業から研修のオファーをいただくようになりました。
これも研修の成果を認めていただけたからだと、非常に有り難くも身が引き締まる思いです。
やはり頼られるとうれしいもので、少しでも自分を活かせたらと今後の展開が楽しみです。
人材育成に悩む経営者の方、型通りの研修に悩んでいる人事担当者の方、もちろんご相談だけでも構いませんので、いつでも遠慮なくご連絡ください。
https://lala-sunshine.com/contact/
大人の背中
今日はこどもの日でしたね。
昔から「子に過ぎたる宝なし」と言われます。
私たちは、大人として子どもにどのような社会を引き継いでいくべきかを常に問われているように思います。
社会人になってから何かの記事で「夢を持てない」「大人になりたくない」と思っている子どもが多いことを知りました。
これからの時代の担い手である子どもたちが、未来が楽しいと思えていないとしたら、それは、周りにいる大人たちがそう思わせているに違いありません。
1人の大人として「働くことは楽しい」「働くことは人を幸せにする」ということを体現していくことは、ある意味で大人の責務と言っても良いのではないでしょうか。
とあるご縁から、ロータリークラブが主催するキャリア教育のイベントの中で、中学一年生に向けて、様々な職業の大人が仕事について語る場に、私はホテル業界の1人として登壇の機会を得ました。
その際、こんな質問をしてみました。
「最近、自分が楽しい!うれしい!と思ったことを、近くの人とと話してみましょう」
当然、中学生なら誰もがすぐに話し始められると思っていました。
ところが、「思いつかない」と言っている子が会場内に何人もいたのです。
「そんなはずはない」と思い、具体的な情景を思い出させる質問をしました。
私:「最近何して遊んだ?」
Aさん:「ゲーム…」
私:「どんなゲーム?」
といった具合に。
すると、暗い表情をしていた参加者もどんどん笑顔になっていき、
私:「そうそう、その時の気持ちだよ」
Aさん:「そんなことでいいんだ!」
そうやって一人ひとりと向き合いながら、ホテルでの仕事の面白さを全身全霊で伝えながら、時間を過ごしました。
その後、参加してくれた子たちからこんな感想を受け取りました。
「ホテルの仕事を知れて楽しかった」
「ホテルの仕事に興味を持った」
「大野さんが楽しそうだった」
やはり、こうして自分が本当に楽しい、うれしい、幸せだと感じて話していることはストレートに届くものです。
そして、多くの大人がこんな単純なことを子どもに背中で見せられていないことを嘆かわしく思うと同時に、人それぞれの楽しさやよろこびを仕事を通して表現できる大人を増やして行きたいとの決意を新たにしたのです。
法人研修の現場でも、私は必ず参加者が自分の気持ちや大事にしている価値観と向き合えるようにしています。
皆さんの背中は、子どもの目にどう映っていますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
なお、先日よりお知らせしているオンラインサロンは、今月中にオープン予定です。
大野加奈
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