休職してから、次の働き方を見つけるまでの、グラデーションの時期の過ごし方
休職してから次の働き方を見つけるまでの「グラデーションの時期」の方にご相談を頂いたり、伴走させて頂くことがあります。
山口のところには、ゆっくり休み、心身ともに元気になってきて、「動き始めよう」という気力が出てくるフェーズの方がいらっしゃることが多いのですが、
気力が出てきたからといっても、何より大切なのは「焦らないこと」です。
早く仕事しないと！とか、この期間を有効活用しないと！という思いがどうしても出てきますが、焦りがちな人ほど「ゆっくりの方が速い」という言葉を思い出して頂きたいです。
焦って速く進もうとすると、ミスマッチの方向に進んでしまって、結局引き返すことになります。
また、急激な変化をすると、必ず揺り戻しが起こります。
動きはじめの時期ほど、じわじわゆっくり動き始めた方が、結局は、無理のない形で仕事を再開しやすいです。
人生には、ゆっくり過ごす方が、結果的に速く進む時期 があるのです。
休職してから本格的な仕事再開までのグラデーションの時期は、助走期間。
今までサポートさせて頂いた方は、興味のあるテーマを掘り下げ学んだり、発信をしたり、自分のビジネスを小さく始めるなど、
ご自身のペースで、負担のない範囲で外の世界との関わりを広げていかれました。
外の世界に出ていくことで、プライベートの世界に閉じた状態ではわからなかった「望み」や「やりたくないこと」が見えてきます。
例えば、「日が暮れる前に仕事を終えたい」とか「急かされたくない」といったこと。
それらの情報を、職場復帰や求職活動するときに生かすのです。
（お客さまの一例。こんなプロセスを進みます）
助走期間に、少しずつ社会と接しながら、身体の感覚と心の声を聴いて、
「どんな働き方だったらOKなのか・NGなのか」を確かめていく。
「〜ねばならない」ではなく、「〜したい」仕事や働き方はどのようなものなのか、じっくり確認していく。
このプロセスが、実は、仕事を再開してリバウンドしないためには、とても大切なのです。
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