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私が仕事を辞めた理由。 ワーママから専業主婦になってみて思うこと。

私事ですが、今年に入ってから8年勤めた会社を退職し、専業主婦となりました。
子供は今年から幼稚園、夫も私が仕事を辞めることを理解してくれて、今は子育て・犬育てを優先した生活を送らせてもらっています。
(まぁ、朝の犬の散歩は夫がしていますし、朝ごはんの支度や洗濯なども夫がしてくれていますし、私が作るご飯の7割は手抜きですが。)

いずれまた働くつもりではいるのですが、子供が小さいうちは会社勤めをすることは無いと思います。と言うのも、どんなに時短で働こうがパートであろうが、1つの場所に決まった時間に行って決まった時間内きっちり働き、家に帰ってから育児や家事をするのって、本当にめちゃくちゃ大変なことだと思うからです。

私は会社員として十数年働いてきましたが、たぶん人よりも多く転職しています。
6社ほど中小企業に勤め、中にはブラック企業もありましたが、最後に働いていたのはスーパーホワイト大企業でした。その会社で、私はめちゃくちゃ恵まれた環境にいたのは自覚していますし、感謝の気持ちはもちろん今でもあります。

ただそれを以てしても、仕事と育児の両立って難しかった。
本当に身に沁みてわかった、育児には向き不向きがあり、やってみないとマジで分からない。自分がどっちなのか。自分の子供がどんな子なのかによっても変わってくる。当たり前だけど、子供ってみんな同じようでみんな全然違う。

「子供が2歳くらいになる頃には、ちょうど自分も働きたくなるだろう。子供も、私とずっと居るよりも保育園で他の子供達と遊んでる方がきっと楽しいし、社会性も身につくし、仕事に戻る方がメリットしかないな。」と、育休中の私はそう思っていた。

1歳になってすぐから保育園に通い始め、1週間もたたない頃、さっそく熱を出した息子。しかしこれは想定内、私は育休中にワーママのYouTubeやインスタを見漁り、知識だけはあったので、保育園生活が最初の頃はどんなものなのかは覚悟していた。職場の先輩も上司も子持ちの方ばかりで理解があるので、休むことも全く困らず、仕事量も調整してもらえていた。

しかし、私は知らなかった。これから息子が2週間に1回のペースで熱を出すか、下痢をするか、息子が治った後私に風邪が移り、予想以上の頻度で仕事を休むことになることを。知ってますか?風邪って400種類あるんですって。これを知った時は気が遠くなりましたね。

うちの子は早生まれで体が他の子より小さい。たぶんそのせいもあって、風邪をひきやすく、3歳になった今も風邪もよく引くし、軽めの喘息もある。
コロナ禍で出産したので、保育園に行くまで自分の子が他の子より小さいと気づかなかった。なんなら、比較的大きめで出産していたので、大きい方かと思っていた。でも保育園に行ったら同じ年の子はほとんど歩いていた。うちの子は最近やっとつかまり立ちをするようになり、基本ハイハイ。お迎えに行くと一人の子が私のところへタタっと歩いてきて「これ、バス!」っとおもちゃを見せてきた。「歩ける上に喋れるのか!?」と驚く。うちはまだバブバブ言ってる。それはそれで可愛いけど…。一気に不安になった。「これじゃあ他の子と遊ぶなんてまだまだ先だろうし、力もないからぶつかってケガとかしちゃうかも…、仲間はずれにされちゃうかも…」 とか、今考えたら1歳児クラスでそんなんこと心配する必要なんてないのに。

そんな心配は全く不要で、他の子たちはみんなとっても優しく、体が小さい息子のことを優しく扱ってくれた。自分よりも年下の子、と思っていたようで、弟みたいに遊んでくれたり、おもちゃを譲ってくれたり。保育園には2年間お世話になりましたが、先生方も小さい分気にかけてくださり、息子は皆さんに大事にされて育ちました。本当にありがたかったです。

これは全く私の勝手な解釈なのですが、今の子供達って、私ら世代(今の40代前後)よりも、親に優しくされて育っていると思うんですよね。そのせいなのか?満たされていて、他人に優しい子が多い気がします。まぁ、まだここ3年しか育児していませんが。そう思っている方が、これから先も気が楽かなと。

私は育休復帰から2年半で離脱してしまいました。あまり若いとは言えない年齢での第一子なので、体力が持ちませんでした。そして、育児を優先したい、と言う理由で仕事を辞めたことは嘘ではないのですが、理由はそれだけではありません。
産前は、文句を言いながらでも仕事を楽しんでやっていたと思います。ですが、復帰した時に会社自体の大規模な改革があったので、仕事のやり方自体が少しづつ変わっていました。また時短であったり早退や休むことも見越して仕事を配分していただいていたので、やっている仕事内容も中途半端。しかも人より少ない業務量なのに、休んでいる分追いつくのに割と毎日必死。周りから「大丈夫だよ、子供優先で休んでいいよ」と言ってもらっていても、どこかで自分が納得できておらず、申し訳なさとか疲れとかで、日々が楽しくなくなってしまいました。「あぁ、なんかもうこの仕事違うのかも…」と思い始めたことが辞めようと思ったきっかけでした。これは復帰してみないと分からなかったことだなぁと思います。自分なりに復帰後頑張った、でもダメだった!と分かったので、潔く辞めよう、と決められた気がします。

仕事を辞めてすぐに子供の夏休みが始まり、1ヶ月以上が育休以来の24/7育児でした。やっぱり子供とずっと一緒って大変だなぁと思う反面、毎日「暇だね、することないね、今日何しよう〜」なんて言って家でプール入ったり、ダラダラお菓子食べながらパウパト見たり、簡単な料理の手伝いをさせたり、こんなこと出来るのって今だけだよなぁ〜と思いながら夏休みを満喫していて、「この日々が幸せすぎる…」と噛み締めました。こんなに心に余裕があることって大事なんだなと、改めて感じました。

来年はどんな夏休みになるのか、また楽しみです。




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