お仕事小説！まどうのほし🪐࿐✩.*˚⑤

💣💥自爆テロ未遂｡ﾟ(ﾟ^ิД^ิﾟ)ﾟ｡  事変💣💥

最近言葉に飢えているせいか、言葉の表現が上手い人に惹かれてしまう。

引力を持ち合わせた人っていると思う。

人を引きつける求心力があるのだが、適度な距離を保ち、生きている。

自転の速度もきちんと設定しており、バグも少ない。言葉で、その人自身を彩っていると思った。
そんな人を見ると、生きているんだなと思う。

一生懸命生きているのだなと。

それは良い文章を書くだけでなく、口頭で瞬発力を持って返答をくれるひとに魅力を感じてしまう。
こちらの言いたいことを上手く引き出してくれる人。
いい言葉をくれるのでなくて、自分の中に眠っていた感情を呼び起こしてくれるような人だ。

誰かいい人はいないだろうか。
スマホやPCで探す。
なんか違うんだ。
SNSやYouTubeで心理学について話していることや、動画を探してもヒットしない。

そんなこんなしているとあっという間に朝が来た。
寝れなかった。
しんどい。 

あと1時間で就業だ。

嫌だ。

なんとも言えず、不安になってきた。
一人でいたくない。

そんな時、音声配信アプリをふと開いてみた。

あっ、知ってる人が配信してる。

あのね、聞いて！

思わず自分の現状を書き込み続けた。
安心感の涙で画面が滲んだ。
一心に書き込み続け、ハっ！と我に返った後、恥ずかしくなってしまった。
でも仕方なかったのだ。
そうでないと、自分を保てなかったのだ。

顔が見えないからこそ、お互いのことを知らないからこそ言えたこともあった。
話していると自分の置かれている状態に、一緒になって怒ってくれた。
それがなんだか嬉しかった。

ああ、怒っていい出来事なんだなと。
私のこの感情の名称や、受け止め方が掴めた気がした。

現状を説明するために色々と話していたら、その時の情景を思い出して、怒りが湧き上がってきた。

私は怒るってことがもともと少なくて、悔しいと感じると悲しい気持ちになるのだ。
私になにか非があったのではないか、そうじゃないのに、どう表現したら適切なんだろう。
もどかしい気持ちや歯がゆさ、悔しさ、自分を追い詰めてしまうのだ。

「怒りって、マイナスな事ばかりでなくて、自分を突き動かす動力にもなるよ」

そう表現されたのがなんだか心に残った。

全部で12話完結です！同じ人物の話なので、順を追って読んでください🙇‍♀️