拝読💛礼拝

人気の小説家さんは取材などで、様々な経験をされていますよね。
やはり文章が上手なので 、その体験記の模様に見入ってしまいます。

また制作の裏話も垣間見れるから、好きです。

今回は女性作家さんの作品で尚且つ、身近なものを改めて愛でるきっかけになった、ふたつの作品をとりあげます。

ネオカル日和

辻村深月さん、人気ですよね。
私はもともと若者向けなのかな、ファンタジーのような世界観を主とされているのかな、とすこし敬遠していました。

しかし、朝が来るを読んで、こういった現実的でシリアスなことも描ける方なんだな、と気になる存在になりました。

辻村さんはサブカルの文化がお好きなため、そのことについて記されてます。

短編小説もあります。

ランダムにお話が進むので、読み進めていると、不思議の国のアリスの世界に迷い込んだ気持ちになりました。

ご結婚をされ、出産を経験されると作風が変わるかたが多いですが、辻村さんも変化されたように感じます。

個人的な見解ですが、妊娠をし、出産を経験された方は、まるのモチーフのものが増えます。
身体の変化や、まるまるとした赤ちゃんと接しているうちに自然と文体にも表れる気がします。

作中にでてくる、Q-pot可愛いな。
欲しいなってなってしまいます。
辻村さんの制作をする上での連想ゲームが、垣間見れる作品でした。
端からみたら唐突に表れた話も、辻村さんの中では繋がっていて、散らばっていくのです。

辻村さんは、花火のようなひとだなと感じます。

一つのものに火をつけ、飛び出させ、大輪を咲かせ、様々に散らせていく。
煙や夜空の天候さえも、味方につけて。

それを何度も繰り返す。飽きずに何度も。

𝓜🤍𝓐💜 𝓒 💛𝓐💙𝓡🧡𝓞💚𝓝🖤𝓛𝓪🤍𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ ❤︎❤︎‪ 𓏸‪ 𓈒 

やっぱり食べに行こう

原田マハさんですね。
キュレーターとしても活躍されていた経歴があるため、国内外問わず様々なところへ取材されいます。
朝食が一番好きなため、朝食に特化しています。

知識豊富な文体に、身近な食べ物が取り上げられています。おしゃれな横文字ばかりの食べ物を取り上げているわけでないのです。

総菜パンに対して、感謝できました。
原田マハさんのご活躍は、なるべくしてなっているのだなと知らしめられます。

原田マハさんは、勝手に秋や冬のイメージがつきます。確固たる信念をもって、着実に構想を練っていく。
そして多くのひとを巻き込んでいく。

原田さんも悩みや不安があると思いますが、それを表さず、飄々と生きているよう振舞われているように感じます。
好きなこと、やりたいこと、それが出来て尚且つ、追求していて評価された。
好きなことやっているのだからと自分に負荷をかけ、それを動力にしている。
自由には憧れるのですが、なんだか不自由にも感じれるので、人間とは勝手なものです。

でも、その揺れ動く気持ちさえも楽しまれている。
それは、今までの経験と現在・未来への活動に繋げれる逞しさをお持ちだからこそなのだと。

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私にとっては、エッセイは神社などのパワースポットよりも、力のおすそわけをしてくれる大切な存在なのです。

新たな世界とその楽しみ方を教えてくれるだけでなくて、文字とイラスト、写真で魅了し、更には私を駆り立ててくれるのです。