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「普通の人間」とは何か? ここは今から倫理です。に学ぶ #1

ここは今から倫理です。

こんにちは
らるです

最近住んでいる近くに
TSUTAYAが新しくできてまして

とてもオシャレなミュージックの中
最近はどんな漫画が出てるんだろうと

漫画のコーナーを見漁っていました

そこで目に止まったのがこの本

何やら気だるそうな男性がアップされた表紙

かなり周りから浮いている漫画でした

内容は表紙の男性
高校教師である
「高柳」が

倫理の学問の良さ、深さを
様々な悩みを持った生徒との関わりを通して
伝えていくというモノ

自分は高校時代文系でしたが
「倫理」は選択しておらず

「何か哲学者が難しいことを言ってる学問」

という認識でした

ただ友達が選択しているのを見て
「ちょっと興味あるな~」とは思っていて

気付いたらこの本を買っていました

基本的に自分は前情報や内容を見てから
漫画を買うようにはしてますが

今回は内容を見ずに即購入しちゃいましたね

なんか運命を感じたというか....

それでは今回は最も身近に感じたテーマ
そのストーリーを紹介

そして感想を述べたいと思います

山野亮太(やまの りょうた)

山野君は高柳の倫理の授業を選択している生徒

山野君は自分を

「普通の人間」 と思っています

勉強はそこそこ

友達と楽しく過ごし

家族とも仲がよく

経済的にも困っていない

しかし、こんな高校生まわりには
たくさんいるでしょうし

高校生に限らず
ほとんどの人がそうかもしれない

そう、自分は

たくさんの普通の人間のうちのひとり

山野君は考えます

皆さんはどうでしょうか?

自分って「普通」 なんでしょうか?

「普通」って良いことなんでしょうか?

「普通」って不幸なことなんでしょうか?

そんなことをふと考えていた山野君

悲しいわけではないんだ
悩んでいるわけではないんだ


山野君は車にはねられてしまいます


高柳と山野君の対話

命に別状はなかった山野君

物語は山野君が入院している
病室へと移ります

そこに急用でお見舞いにこれない担任の先生の代わりに

高柳がお見舞いに訪れます

折り紙を持ってきてユーモアに振る舞う高柳

普段、高柳の倫理の授業を受けている山野君

高柳にとっても自分は
「普通の人間」
なんだろうか?

高柳にとって
「特別な生徒」って
どんな生徒なんだろうか?

彼は問います

皆さんは学生時代
先生にどう思われていたと思いますか?

頭が良い奴、悪い奴?

運動ができる奴、できない奴?

発表をする奴、しない奴?


高柳は山野君にこう答えました

「貴方です。」と

「お見舞いに来て、おりがみを折ってあげた生徒は貴方だけです。」と

赤面する山野君

こっちは真面目に聞いてるんだ!
と少し笑いながら

事故の時、何があったかを話しました

「俺気付いたらトラックの前に出てたんだよな」

自分は普通の人間なんだ
それに
悩んでないし
病んでもない
死にたいなんて1度も思ったことがない

すると普通に信号を待っているのが嫌で

1歩前に出てしまっていた....

「おかしいよな ホント俺どうにかしてた」

たしかに変な状況ですよね
命を落とすかもしれないのに....

しかし高柳はこう語りかけます

「そんなことないです
おかしくない
おかしくないですよ」

そして行動の答えを導き

自分がどんな人間なのかを「自覚」し

山野君が山野君という
人格」を有した

それが1番素晴らしいことなんだと

高柳は言いました

特別な人間になるためには

皆さんは自分がどんな人間か
悩んでいますでしょうか?

友達に比べて顔が可愛くない、かっこよくない

コミュニケーションはそこそことれる

夢ややりたいことが特にない

でも運動は少しだけ自信がある

色んな人がいると思います

テレビで出てくる
スポーツ選手
ジャニーズやアイドルグループ
バンド、歌手、俳優女優
かっこいいですよね

あの人達は「特別」だと
思ったことはありませんか?

あの人達に比べて自分は
「普通」だと思ったことはありませんか?

「特別な人間」ってどうすればなれるんでしょうか?

悩まぬ豚より
悩めるソクラテスであれ

この漫画ではこのように哲学者の名言がしばし引用されます

私達は他の生き物と違い
「特別」とは何かを考えることが出来る

自分がどう在るべきか考えることが出来る

「悩む」とは素晴らしいことである

私達は文明で姿を変えていくことができますからね

悩みながら生きましょう
せっかく人間に生まれたのだから


足つきの折り鶴

「むずいっスね 人間て」

と言いながら山野君は折り紙を折り

高柳に渡します


「特別 特別ねぇ....」と
山野君が考えていると

高柳が急にお腹を抑えはじめました


そう彼は足つきの折り鶴を見るのが初めてで

とても面白くて笑いました

高柳は学校でほとんど笑わない人

山野君は大声で笑う高柳にビックリしていました

山野君は高柳に1つの「特別」を
届けたんじゃないかと思います

皆さんも思い出の中に
大事な人、イベント、プレゼントなど
ありませんか?

それは貴方にとって
「特別なモノ」として心に残っていませんか?

自分からしたら「普通」のことが

他人からしたら「特別」なこともあるのです

解釈はそれぞれですが

「他人に少しでも特別を与えられる人間」

になりたいと
私はこのストーリーを見て悩み、考えました

もちろんそれが本当に
「特別な人間」なのかは分かりません

身近な家族や友人

その人達の心にちょっとでも「特別」として残れるような生き方をしたい


さあ、あなたはこれからどんな生き方をしましょうか?

たくさん考えて、悩みましょう

悩むことは素晴らしいことです


あ、山野君は見つけたみたいですよ

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