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1年前の自分から手紙が届いた

先日、仕事から帰宅してポストを開けたら、1年前の自分から手紙が届いていた。

去年の9月、友人と訪れたアートイベント「六甲ミーツ・アート」で立ち寄った「未来郵便局」。

だいたい一年後に届く手紙というコンセプトで、当時は友人と「来年何してるんだろうね」と話しながら、未来の自分へ各々手紙をしたためて投函したのだ。

「『他人に期待する以上に、自分に期待する』
って船越(当時通っていた喫茶店)のマスターも言ってたので、自分の可能性を信じて、この人生を勝ちにいく気持ちで、ムカつく奴は脳内でボコボコにして、自分を世界で一番幸せにしてあげてください。
余力があれば、家族、友達も幸せにしてください。
明日は自分にごほうびでも買ってください。」

火力が強い。

手紙を投函した当時は、仕事と私生活の両方で悩みが山積しており、ままならない感情の断ち切り方、乗り越え方を模索していた。

私は追い込まれるほど「何くそ」精神で余計に滾るタイプなので、自分を鼓舞するために「この人生を勝ちにいく」と書いたのだと思う。

手紙の裏を見ると、下の方に友人からのメッセージがあった。投函する前、友人とお互いへ伝えたいことをこっそり書き添えていたのだ。

「置かれた場所でむりして咲く必要なし!
咲ける場所探して旅に出よう🌷」

友人の言葉に励まされた。

当時、友人は新たな目標のために、関西から関東へ引っ越す直前だった。咲ける場所を求め、自分の意志で人生を舵取りした彼女は本当に素敵だと思う。

彼女からも、手紙が届いたと連絡をもらった。

「これからも距離はあるけど、ずっとよろしくね」
ずっと。こんな嬉しい言葉あるか。

私から友人には、また会える日を願って「今度ご飯行こう!」と書いていたのだが、なんと偶然にも、近々彼女が関西に来る用事があり、会う約束をしている。 

会った時に、この1年間の出来事を話せるのが楽しみだ。

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