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16日、お盆について

 お盆の最終日16日の夕方、家の前で藁の束を燃やす、送り火を行います。お盆で帰ってきたご先祖さまを、あちらの世界へ送るという風習です。
 お盆は仏教の儀式で、もとは「盂蘭盆会」(うらぼんえ)といわれてました。旧暦七月15日に行う先祖供養の儀式です。
 お釈迦様の弟子で目連尊者という方のお母さんが、息子ばかりを可愛がり他人の不幸に無関心だったため、餓鬼界に転生していたそうです。お釈迦様からの助言で、目連尊者が供養をすると、お母さんは極楽に生まれかわれたのでした。
 このお盆の由来、仏教の教えで厳密に考えると、人間界から餓鬼界に転生した時点で、目連尊者のお母さんは別の生命になっていて、目連尊者のお母さんではなくなってるはずなんです。仏教は無常を説くので。
 でもそういうことを言ってしまうと、ロマンもストーリーもなくなってしまいますから、一応死後もその人はその人のままだとして。自分の先祖もお盆は帰って来たのでしょうか?先祖の中で会ったことあるのは、母方の祖父、祖母。父方の祖父、祖母。
 母方の祖父祖母は、確か3回くらいしか会ったことがないです。自分のことは忘れられてるかも知れません。
 父方の祖母祖父は、なんかいつも会話が合わない、気まずい感じになる人達でした。父方の親戚は皆そんな感じです。なので、もしお盆の時あちらの世界との隔たりを越えて、接することができても、「あ、どうもよく遠い所からわざわざ、、。」とか他人行儀なあいさつして、その後気まずくなって、、、。
 まあ、実際は昔のご先祖さまも近めのご先祖さまも、お盆でどうされてるのかわからないです。ただ、その方達の人生がなければ、今の自分も存在してなかったことは確かです。自分は今日仕事ですし、迎え火も送り火もやってないですが、心の中で先祖に、お疲れ様でした!と祈ろうと思います。

 
 
 

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