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『菜根譚』③ 意地悪い人達っていつの時代にもいるものだから、気にしないのが最良の対応策。
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世間の甘さ辛さを味わい尽くしてしまえば、雨となり雲となる人情の急変にも無関心になって、全く目を開いて見るさえめんどうになる。また、人情をすっかり知り尽くしてしまえば、牛と言われようと馬と言われようと、勝手に言わせておいて腹も立てず、ただ、はいはいとうなずくばかりである。
現代の日本でネットにしても現実の世間にしても色々言う人々はいて、明朝時代の中国でも人間の性質としてよくあることだったのでしょう。
人生の哲理や警めを与える書のジャンルを、中国では「清言」と呼び明時代末期は特に盛んだったそうです。代表的な清言である『菜根譚』を読んだ当時の人々も、「そうか❢気にしなければいいんだ!」とか思ったかも知れません。
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