水着と下着とマスクについて

今年はそうでもないのかもしれないけれど、例年この時期になると水着姿の写真がインスタグラムに溢れ出す。

それを見る度になんだか不思議な気持ちになるのだ。
なんで下着姿の写真は人様に見せないのに、水着になった瞬間にOKになるのだろう?

布の表面積でいくと全くもって一緒、ただ素材が少し違うだけ。
水着は耐水性に溢れているし、下着の方がもっとこうフリルとかレースとかがついていて繊細な感じ。でもそれだけだ。

だから、「これはOK」「これはNG」という線引きは社会の概念によって作られているのだと思う。下着を人様に晒すのはよくないけれど、水着という布であればOKですよ、という社会の概念。

これは時代を経るごとに移り変わっていくもので、明治時代頃まで遡っていくと水着だろうが下着だろうが卒倒ものでアウトだろうし、逆にもっと昔まで遡って縄文時代あたりながらむしろ裸でも違和感はないのだろうと思う。

今はマスクをつけているのが当たり前だし、「つけていなければ人殺し」のような目で見られてしまうけれど、数年前に「何年後かには全人類マスクをつけて街中を歩いていて、まるで風の谷のナウシカの世界のようだよ」と誰かが言っても「なんだその奇妙な世界は!」と笑いとばされていただろう。
だからこの辺りの線の引き方って、これからも緩やかに変わり続けていくのだと思うし、もしかしたら数年後には口元を出すなんてそんな卑猥なこと!みたいな価値観になっているかもしれない。マスクを口で覆いすぎて。なんかやだなそれは。

ちなみに水着と下着の話をしていたときに、友達が「腰紐が二重になった水着ってなんであんなにエロいんだろうな〜noteに書いてよ」と言ってきたのですが、それは知らないです、自分で考えてみてください。





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